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万年山に登ろう [登山]



去年の5月に健康維持で初めた登山ですが

1年経って今日はもう36座目の山になりました。


ってことは1日で縦走で複数登った頂もあるけど

だいたい月に3個登ってる計算になっててここまで継続するとは

自分でもビックリ。


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今日の登山は朝からあまりすっきりしない日でしたが

早く登らないとミヤマキリシマが終わっちゃうので

万年山(はねやま)に来てみました。


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伐株山と2段になってる頂上がぺったんこのメサ台地の山で

この万年山は2段になってる高い方の山となっています。



伐株山の方からも登れるけど

まだ登った事が無かったはなぐり登山口からスタートしてみたいと思います。



長閑な棚田の風景の中から

林道の奥へ入ると登山用の駐車場があります。

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林道はこの道で合ってるの?って心配になるレベルだったけど

駐車場には簡易トイレもあるので安心だよ。



のんびりと来たので10:00くらいだったため

けっこう車が停まってる。


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駐車場からの案内版は3kmの表示だけど

どれだけの勾配とアップダウンがあるかでキツさが決まります。


駐車場から直で山頂を目指すルートもあるけど

そこは下りで使うことにして

ミヤマキリシマの群生地を回って頂上を目指すコースで

森林管理用の道へ。

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何も通らないにしては

すごく綺麗な林道でした。



すこし先からダートの道になるけど。

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それでも森の中の雰囲気が気持ちいい。


しばらくしっとりとした空気に包まれた森を歩いていると

植林が終わって目に前にピンクの花が見え始めました。

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万年山の「お花畑」と呼ばれるミヤマキリシマの群生地だよ。


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まぁ、先に言ってしまえば

遅かった。


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満開の木もあるけど終わってる木もあって

自然の中で咲く花のベストな時期に来るって狙ってても

難しいわぁ。



特にわたしは花運が無いからな(汗)

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それでもまだピンクのまま萎れずにわたしが来るのを

健気に待ってくれていた花たちに感謝。


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日差しが出てくると

ブンブンとハナアブが飛び始めました。


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かなり広い群生地なので

リュックを下ろしてしばらくミヤマキリシマの迷路を楽しみます。


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樹の下の下草が刈られてるようなので

人の管理も入ってるのかな?


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ありがたいことでございます。


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しかしよ~く樹を見てると

樹によって微妙に花の色が違うのね。


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中にはピンクと言うより紫っぽい色の樹もあります。


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草が刈られてすっきりした場所では

お弁当を食べてる登山者もいて山頂じゃなくここが

ゴールの人も多いみたい。


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群生地の丘に登ると

背後に万年山が見えました ↑


ぺったんこでしょう?



ちなみに山頂はずっと左側になるようです。


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んじゃ、端から端まで

群生地を散策したので山頂へ向けてGO。

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お花畑からはそのまま登る道はなく

おそらく山頂があるであろう直下まで同じ標高で

横移動する感じ。

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森に入るとあれだけ咲いてたミヤマキリシマは1本もなくて

その代わりにガクウツギがいっぱい咲いていました。


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ユキノシタ科のアジサイの仲間で

丸い白い額の部分が花に見える花だけど

ギザギザした形がいっぱい。


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3枚だったり4枚だったり

隣の木は丸い花だったりと自由な形態で咲く花でした。



そんな白い花が咲く林道は

平坦な道が終わると廃道みたいな道が登山道になります。

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なんだか最近バイクで

通った道の状況とそっくり(笑)


林道エリアが終わると

いよいよ登山道らしい登山道になりますが

途中から階段が。

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やっぱり来やがった階段地獄。



楽な登山とは思ってたけど

これくらいの苦労はしないとね。

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階段が無くなったころに振り返ると

玖珠の町がうっすらと見えます。


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周りに高い木がなくなって

一面熊笹に覆われる。


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その熊笹の中の一本道を登ると

万年山の山頂です。


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「万年山」1140m

登ったぞーーーー!

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ぺったんこな山頂で

てっぺん感がこれほど無い山は珍しいけど

ちゃんと四角だけど三角点もあるよ。


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山頂では数組がお昼ご飯を食べてて

わたしもすこし離れたベンチでいつものおにぎりタイム。


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暑いかもと思って湯沸しは持って来てなかったけど

千メートルを越えてる場所なので風が冷たくて

ホットなコーヒーも美味しかったかもしれない。



山頂はメサ台地の端っこになるため下山はその

ぺったんこの広い山頂をずっと端まで歩きます。


イメージではプリンの上の端から端を歩く感じだよ。

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平坦な山頂の登山道の周りには群生地こそないけど

ミヤマキリシマがいっぱい。

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まだ冬枯れしたままの熊笹の中に

ピンクのコントラストが美しい。



こんな楽園のような山頂の道を歩いてると

プリンのへち部分が覗ける場所がありました。

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ちょうど台形の上の角になる場所だよ。


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わたしが立ってる岩の下はストーンと直角に近い角度で

落ちる崖になっています。


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崖の上だけど

真下に樹があると恐さが薄れるね。


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今から進む方向を見ると

ちょうど今立ってる場所と同じような岩の斜面が見えました。



こうしてみるとかなり険しい山に見えると

本当に山頂はぺったんこなのでずっとこんな道です ↓

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息も切れずに山登りしてることを忘れそう。


こんな平和な道にアサギマダラも姿を見せてくれました。

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高原で見るって事はやっぱりもう

夏なんだな~。



ヒラヒラと舞うアサギマダラに見送られながら

すすむとメサ台地の万年山が火山系だった山だった事がわかる

溶岩がゴロゴロした場所に出ます。

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ここも先は崖。


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赤いヤマツツジが咲く荒涼とした風景と

眼下に広がる広大な森が素晴らしい。


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お尻がムズムズする高さだけど

わたしの九州Loveはゆるぎない。


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ずっと平坦だったため

体力が余って無駄に飛んでます。


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どこまでこんな平和な道が続くのかな?と思ってると

いきなり急勾配な下りになる(笑)



スマホで位置を確認すると

車を停めたはなぐり登山口にそのまま下る道で

この急勾配がズルズル滑って一番神経を使ったよ。



こっちの斜面こそ階段地獄が欲しいと思いつつ

無事に下山。



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車ものんびりスタートだったので

わたしの車を含めて2台だけになっていました。

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歩いた距離は11kmで平地換算するとこの山のキツさだと

1.5倍の17kmを歩いたくらいの感じかな。



駐車場でゆっくり靴を履き替えて

車の窓を全開にしてのんびりと山を抜けます。

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ほどよい虚脱感を楽しみながら

家までドライブして今日の登山はおしまい。



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コメント 22

フォーキーブルース

36座目の登頂おめでとうございます。
深耶馬溪経由で玖珠町に入るとまず目に飛び込んで来るのが、台形の万年山と切り株山ですね。
ミヤマキリシマの群落を見ていると九州の山に登りたくなりました。
先週、両神山にテント泊登山をして来たのですが、途中で出会った同じ千葉の方が開門岳と韓国岳に登って特に開門岳が素晴らしくて感動したと言ってました。
コロナ渦のせいか同じようにメジャーな山より地味な山を歩く方が落ち着ける今日この頃です。
by フォーキーブルース (2021-06-01 06:46) 

kazu-kun2626

1年で36座とは凄いですね~
ミヤマキリシマちょっと残念でしたが
それでも見れてよかったですね
by kazu-kun2626 (2021-06-01 07:09) 

さる1号

ミヤマキリシマの群生地、凄いですね
見頃を過ぎていたのは残念でしたが、見頃だったらその素晴らしさに登るのやめて此処でゴールにしてしまそう^^
by さる1号 (2021-06-01 07:15) 

kokoro

うわぁ、懐かしい万年山!登ったことはありませんが
読み方が独特でバイクで通るたびに「万年山だ!」と(´▽`)
千葉は低い山しかないのでそれに慣れてしまって
1000mでもちょっと驚いてしまいます(^^;)
by kokoro (2021-06-01 07:25) 

みうさぎ

ひぇー17キロ!一人で平坦に見える登山頑張るなぁーなんでそんなにガッツがあるの?そこに山があるからーてかぁ(笑)
お疲れさまー(^^)v
by みうさぎ (2021-06-01 09:32) 

ゆきち

プリンの上を歩く!確かに端っこは崖っぷち、イメージよくわかりました(#^^#)
花の見ごろと天気と自分の予定をピッタリ合わせるのはなかなか難しいですね~。
私も花運なく、いつだったかGWに北海道まで芝桜の群生地を見に行った時は雪が降りました(≧▽≦)
by ゆきち (2021-06-01 12:38) 

ぜふ

アサギマダラのごはんがまだ残っててよかった^^
ガクウツギは心がきれいになりそうです。
by ぜふ (2021-06-01 18:56) 

HIRO

こんにちは。
万年山、登山乙でした。
ミヤマキリシマもいいなぁ。

C葉の最高地点は、408.2mです。

by HIRO (2021-06-01 20:29) 

青い森のヨッチン

ミヤマキリシマってこんな花なんですね~
確かにこんな群生地でお弁当食べたらもうここでゴールでいいやぁと思っちゃいそうです。
by 青い森のヨッチン (2021-06-01 22:03) 

よっすぃ〜と

たしかにてっぺん感は無いけど、1140mもあったら涼しそうですね。
逆に陽射しが暑いかな?(^^
by よっすぃ〜と (2021-06-01 22:35) 

an-kazu

>ほどよい虚脱感を楽しみながら

あぁこの感覚・・・久しく体験していないです( ´∀`)


by an-kazu (2021-06-01 22:53) 

kuwachan

1年で36座ということは1か月3座ですか?
すっかりハマっていますね。凄いです。
ミヤマキリシマの群生も見事ですね!
by kuwachan (2021-06-02 00:45) 

あおたけ

ミヤマキリシマはツツジでしょうか、
タイミングがちょっと遅かった・・・とのことですが、
それでもじゅうぶん見ごたえがあって、
山の緑に映えるピンクの花が鮮やか~(*´▽`*)
アサギマダラも羽色がきれいなチョウチョですね♪
by あおたけ (2021-06-02 07:28) 

もちっこ

今更だけど山って〇座って数えるのね~。
万年山のミヤマキリシマ遅くても綺麗♪
あたしもきっと山頂じゃなくて、
群生地がゴールになりそう(笑)
来年狙おうかな~覚えてたら。
まさかアサギマダラと出会えるとは。
花運はなくても生きもの運はあるからいいやん♪

by もちっこ (2021-06-02 21:38) 

tai-yama

ベストな花の季節って毎年変わるからなかなか難しいですよね~。
平地換算17kmならトレランをやっている人も居そう・・・
by tai-yama (2021-06-03 00:44) 

mirro

星座と同じ数え方なんですね☆彡
山には神様が座っておられるんですよね?
山の神て女性ですよね?うん?怖い奥方様のこと?(;´∀`)
”みやまきりしま”盛りを過ぎて少し色褪せてこそ、
”なほあはれに情け深し”(^し^)/
by mirro (2021-06-03 00:44) 

yoko-minato

凄いですね~!!
もう36座も登ったのですね。
ガクウツギ・・・きれいな花です。

by yoko-minato (2021-06-03 14:02) 

miyomiyo

ミヤマキリシマ素晴らしいです。
有料のツツジ園とは違った良さが良いですね。
アサギマダラ、綺麗です。
庭でよく見るカノコガとは全然違います。
ハネヤマ?読めないです。
ハナグリって所も難読漢字でしょうか。


by miyomiyo (2021-06-03 17:54) 

TAC

万年山のお花畑すばらしいですね!!これで満開だったらさらに夢のような風景だったでしょうね。すっきりしない天気といいつつ、しっかり青空ものぞいて、どぴーかんだと今はあつすぎるくらいなので、ちょうどいい天気じゃないでしょうか。
ところで、万年山っていつだったか、ツーリングでいかれましたよね。あのだだっぴろい草原の中の一本道をみて、これはいつか行かねばとおもったんですけど、あのルートとは今回は全然違うんでしょうか?
岩場のあたりはメサ台地らしいちょっと異国風な景色が広がっていますねー!!
by TAC (2021-06-03 22:55) 

OJJ

万年山と書いてハネヤマと言うのでしたか・・それで意味もなく魔法のストックで跳んでたんや~ 体重が減って高さが増えたやろね~
ミヤマ霧島の迷路、素晴らしいです。3回行ったけどここまでの花は見られなかった
by OJJ (2021-06-04 20:36) 

響

◆フォーキーブルースさんへ
日出生台から玖珠にかけてメサの台地が多いですよね。
砂漠地帯だったらモニュメントバレーになりそうです。
わたしも今年はえびの方面にいって韓国岳も登る予定でしたが
緊急事態宣言出ちゃったためお泊りする遠征を断念しました。
でも日帰り圏内の山は積極的に登りたいと思います。


◆kazu-kun2626さんへ
1日で4座登れる縦走コースとかも歩いたので
だいたい月に2つペースかな?
ミヤマキリシマは標高でも咲き方が違うし狙って見るのは
近所じゃないと難しいですね。


◆さる1号さんへ
ミヤマキリシマは満開の裏年とかもあるので
どの状態がベストだったのか毎日登るような人じゃないと
見極めは難しいです。


◆kokoroさんへ
この山の名前を読めるのは九州人ですね。
わたしは信州ツーリングでバイクで走れる道が2千メートルを
越えてることに感動したりしました。


◆みうさぎさんへ
平地換算はわたしのきつさの気分で係数が変わりますが
だいたいそれくらいの疲労になると思います。
でも普通の街中で17kmは面白くもなんともないので苦痛です。


◆ゆきちさんへ
地形の生い立ち的にもアメリカのモニュメントバレーが似てるらしいです。
なのであの風景に樹を植えたってイメージで良いと思います。
花の満開のタイミングって狙えば狙うほど難しいですよね。


◆ぜふさんへ
高原なのでまた何かの花が咲き始めるとは思いますが
まだ海の近くでも見るのでこの子は暑がりの体質の子だったのかも。


◆HIROさんへ
ミヤマキリシマは登山のついででしたが
せっかくなら満開を見たかったです。
低い山でも海抜から登ればそれなりにきついでしょう。
わたしが登る山はだいたい車である程度登ったところからスタートです。


◆青い森のヨッチンさんへ
近所の人は山頂なんて何度も登ってると思うので
ここでお弁当にする方も多いみたいです。

by (2021-06-06 08:05) 

響

◆よっすぃ~とさんへ
山頂は涼しかったですよ。
ぺったんこなのでずっと山頂を歩いてるような感じで楽しいです。
うす曇だったため日差しも和らいでくれていましたよ。


◆an-kazuさんへ
川を辿る旅でもいっぱい歩くので疲れませんか?


◆kuwachanさんへ
1日で2つのピークを通るコースとかもあるので
だいたい月に2座くらいになりそうです。
そろそろ同じ山を繰り返すような感じになりそうですが
季節が変われば新鮮な気分で楽しめそうです。


◆あおたけさんへ
ツツジの野性種ですよ。
自生なので虫にやられたり裏年だったりして
綺麗な満開って言うのはなかなか見れません。
アサギマダラは千キロ以上とも言われるほど旅をして
日本に飛んで来てくれるので見つけると嬉しくなります。


◆もちっこさんへ
便座も並んでると座って数えるのかな?
万年山に一緒に行った時に見た場所から2kmくらい歩いたら
この花畑だったけどぬかるんでる場所もあったので
登山靴があったほうがいいかも。
たぶんもちっこさんは最近山に登ってるので山頂を目指すと思うよ。


◆tai-yamaさんへ
とくに山の花は何時が満開か難しいです。
街からも近いのでトレランには良さそうです。


◆mirroさんへ
山の神に毎回疲れた顔でしか挨拶できてません。
また満開の花が見れるように精進いたします。


◆yoko-minatoさんへ
いっぱい登ってるので痩せるかと思ったら
その分食べるのでなんにも変わってないけど
山の知識だけはすこしずつ増えていっています。


◆miyomiyoさんへ
ミヤマキリシマはたぶん今年は一斉に咲いてないから
こんな状況なのでしょうね。
群生地も良いけど山頂の道にポツポツと咲いてる様子もすごく
良かったです。


◆TACさんへ
たぶんですが今年は早く咲いてしまったり遅く咲いてしまった
樹が多かったのかもしれません。
桜みたいに気温差と日照時間でピッタリ咲くシステムじゃないのかな?
ツーリングで行ったレポをよく覚えてくれていましたね。
ちょうど山の真反対からのアプローチになりますので今回は
あの道は歩いてないけど山頂付近で振り返ったときに下に見えてる草原がその一部ですよ。


◆OJJさんへ
実は登山してもいっぱい食べるので
体重は減ってません。
筋肉分だけ重くなってるかも(笑)
ミヤマキリシマは狙って行ってもなかなか一番って風景は
見れないですね。

by (2021-06-06 08:25) 

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