台風も過ぎたと思ったら

もう南から秋雨前線がいらっしゃって傘マークだらけの

予報ですがまだ夏らしくクマゼミが騒がしかった日の午前中。





今日は予報で午後から最高気温が36度とかになってるので

バイクはやめて車でちょっと涼しい伊良原ダムに来て見ました。





普段は通りすぎる森林組合の公園の駐車場に

車を停めて遊歩道を歩いてみました。





ダムの建設と一緒に整備された公園らしく

森の中の階段もまだ新しい。





とくに見晴らしの良い場所があるわけじゃないけど

手軽に森林浴を楽しめるように作られてるようで

途中に屋根付きの可愛いベンチもあります。



すると先客様が・・・




「オオヨツスジハナカミキリ」


ちょっとハチっぽい模様なので

近類のヨツスジハナカミキリと同じく

怖いハチの模様に似せて外敵から守ってるのかな?


遊歩道はダムに突き出た岬部分を

グルっと一周する感じでそれほど汗を流すこともなくゴール。



移動・・・




ダム周りは針葉樹ばかりだったので

ちょっとエリアを変えてみました。





車を停めた脇の草には

めっちゃ小さなバッタがいっぱい。




蚊くらい。



そんな極小サイズのバッタのいる草の中に

ハートを発見。



カメムシですがハートをしょってるって事で

他のカメムシよりほんのちょっぴり優遇されてる気がするカメムシです。



エサキモンキツノカメムシで

こちらはペアでした。



まさにハートの時間にお邪魔してしまったらしい。



草のエリアから森に入ると

あの独特の発酵臭がしてきます。




ちょっと時間が遅いけど

いるかな~?





う~ん、カナブンしか居ないか?

ダムより先にこっちを覗いてから行ったらよかったかな。



でも奥に隠れてる黒い奴を

落ちてた枝でホジホジすると出てきた。



かっこいい奴を期待したけど

コクワだ。



でも小さいってだけで

クワガタらしい強そうな風格は感じるよ。



小さくても挟まれたら

それなりに痛いの注意しましょう。




ちゃんと元いた樹の皮の裏にもどしてあげて

移動しますがこんな時間なのに羽化中のセミがいる。





クマゼミなので普通は真っ黒なのだがまだ薄い緑で綺麗だけど

こんな明るい時間に出てくると

飛べないのですぐにカラスとかに喰われるぞ。





こんな感じで午前中はムシムシで遊んで過ごして

午後はHYOD福岡に行って夏用のパンツを購入。


その帰りにここに寄ってみました。



「志免炭鉱竪坑櫓」



数ヶ月前に前を通った時は全部足場と工事ネットで覆われて

見えなかったのだけどその足場が外され全容が見えるようになっていました。




はい、廃墟がピカピカにリフォームされました(笑)


コンクリートのヒビが補修されて

表面も磨かれてる感じ。




住宅地も近いため「残す」と言う選択をすると

どうしてもこうなってしまうのでしょうが

やっぱりまだこの竪坑があるだけで街のイメージが

暗くなるなんて思われていた頃が一番凄みがあった気がします。




たぶん2007年くらいに見た時の写真。


竪坑櫓には蔦が絡まり

グラウンドの一部から斜坑の入口が

見つかって掘り出されてる時だと思います。




これぞ「廃墟」って風格でしたが

今は・・・





無機質に開いた窓も埋められ

廃墟感ゼロ。





公園の背後のちょっと古いアパートって感じに

見えないこともない。




しかし長年この町の風景の一部になっていた竪坑櫓は

これからもずっとこれを見ると志免だな~って思わせてくれることでしょう。




久しぶりの志免炭鉱の寄り道だったので

本当はもっとゆっくり何処が変わったのか観察したかったのだけど

めっちゃ暑いのでこれくらで撤収。




峠に入るまで

ずっと39度の表示のままと言う酷暑の響の休日でした。