もう新年明けてるけど

去年の暮れの事。



1週間頑張れば必ず巡ってくる響の週末ですが

雨は降らないけどあまり天気はよくなさそうなので

バイクには乗らずに近場の山に登ってみました。



登るのは添田町にある岩石山。


そのまま「がんせきやま」と呼んだらカッコいいと思うけど

正式な呼び名は「がんじゃくさん」といかにも地方的な読めない呼び名。

(※ カッコいいと思うかどうかは個人差があります)



お城の城門を模した門の先に登山口があるのですが

登る前に公園のトイレへ。


するとこんな枯葉そっくりな子が居たよ。



見た目のまんまカレハガの仲間だけど

ちょうど落ち葉のシーズンなので掃除する時に

箒で掃かれそうだ。

(響の豆知識:掃く=北九州弁→はわく)



ではすっきりしたし

登山スタート。




門から50mほど坂を上ると本格的な登山道へ。





紅葉も終わってすっかり落ち葉の風景だ。


こんな落ち葉の散歩道のような道を少し進むと分岐が出現。



あれ?

山のアプリを見てもこの分岐は無いぞ。


足を止めてどっちにするか迷ってると

運が良いことに地元の登山してる方が後ろに居たので

どっちがいいか聞くと「右はお城も見えて明るいからお勧めですよ」と

教えてくれました。



アドバイスどおり私は右に行きますが

何故か教えてくれたおじさんは左へ。


なして?





たぶん左は急なだけで先で合流すると思うので

右の道を登ると直ぐにお城が見えてきました。



まぁ、お城の形をした「ふれあいの館そえだジョイ」の建物で

なんちゃってなお城でございます。



でもこんな間近で見るの初めてだ。


お城を横に見ながら更に登山道を登ると

展望所らしきものが見えて来た。




これは登らないと一生しならいまま終わってたと思う

キノコみたいな展望台だ。



まぁ、知らないままでも何の損もない眺めではあるけどな。




特に絶景でもないけど

見晴らしは良好。



それと反対側を見ると目指してる

岩石山の山頂が見えるじゃないか。




山の裏側の林道から登ればすぐの山なんだけど

登山の道中も楽しむというのがわたしの登山スタイルなので

一番下から登ってるわけだが

意外と遠い事にここで気付いてももう遅い(笑)



思ったより距離がある山なのがわかったけど

登山道は至って明るく整備されてるので歩きやすくて良かった。




花崗岩が風化したマサ地質なのですべりやすい斜面には

階段が設置されてるし安心。





森に入れば落ち葉がサクサクだし

羊歯の緑が新緑みたいな緑で綺麗。





整備されてる階段はずっと続くとキツくって

山頂はまだかーって折れそうな時に後100メートルの看板。




今見るとちゃんと「奥の院」って書いてるって判るけど

登ってる時に「あと100M・・・ガンバッテ」って書いてると

山頂と思うよね?



もう数字の100Mとガンバッテだけ読んで

山頂までモ~一息だーって頑張るわたし。




おぉー、山頂には鳥居があるのか?


ちゃんと祠があるので

無事に登ってこれた事に感謝。




って、ここ山頂じゃねーーー!



見晴らしは山頂っぽいけども。




ここが奥の院らしく

ちょっとした山頂のような場所になっていました。





奥の院からは添田の町が一望。





ここでちょっとだけ休憩して

山頂かと思った場所から本当の山頂へ





そこそこ登って来てるため

山頂まではもうちょっとのはず。



すると城址の本丸跡に出ました。




お城っぽい門からスタートしたけど

この山は本当に山城があったんだね。



本丸がある場所と言うことはほぼ山頂ってことで

ちょっと進むと頂上の展望台が見えて来ました。



ふぅ~、

近場でお手軽登山と思ったけど意外と頑張らされたな。



「がんじゃくさん、登ったぞーー」

(454m)






まだ新しい展望台。





見晴らしは正直に言うと

さっきの奥の院の方が良い(笑)



でも展望台の下にベンチがあって

ゆっくり出来るスペースがあるので今日のランチはココとするっ。




奇を狙わず鉄板のおにぎり。


そして湯沸しも。




淹れたての珈琲で至福な時間を過ごします。



(散財ツアーで買ったスノーピークのカップ)


食べ終わったら綺麗に片付けて

設置されてる箒で休憩場をはわいたら

すぐ近くにある国見岩へ行って見ます。




馬場だった平坦な道を進むと

岩だらけのスポットが出現。





枯れた樹と巨石の

庭園のような場所でした。




この岩だらけの山頂から

山の岩石山って名前が付いたのかな?




国見岩から国を見る。




ちょっとお尻がムズムズする。





山頂からは見えなかった

赤村方面もよく見える。


それと国見岩の横の岩には

赤い梵字も刻まれてる岩もありました。




読めないけど近付くと

また悪い癖が出て岩を割ってしまった。





けっこうバックリ。





登ったり挟まれたり

叫んだりと岩石山を遊び尽くそう。





畳岩からは

大任町から香春岳も良く見えました。





ここからさらに下ると落ちない岩とか面白い岩があるけど

真反対側に下っちゃうため

下りは登ったコースとそれほど離れない滝コースで下ってみよう。



滝コースは急なので下りは来た道を進める看板もあったけど

急なところはロープや鎖を垂らしてくれてるし

掴める木の枝も多いのでそれほど苦労せずに下れそうです。



中腹まで下るとこんな岩のトンネルもありました。




面白い。


これは登らないと知らなかったスポットだよ。




さらに下ってるとでっかいキノコ。




滝コースって事で数ヶ所の滝があったけど

水量が無いので全部スルーしながら下ってると一ノ滝まで

下って来ました。




岩が湿気ってるところが本来の滝なんだろうけど

なんにも流れとらんのよ。


滝も無いのでそのまま立ち去るのですが

あなたはお気付きだろうか?

何かがこちらを見てることを。



・・・


・・・



・・・




こわっ!



首だけ置くの本当にやめてほしい。




さらに下るとずっと気になってた岩に出ました。



山の麓の車道に「人面岩」って表示があって

ずっと気になってたけど登山しないと見れないらしいので

保留してたスポットだよ。



しかしどこが人面なのか?




指定の場所から岩を見るけど

これは5人いたら5通りの見え方があってもおかしくない形状だぞ。


強いて言えば岩の下部の割れ目が口で

中央の縦筋を鼻に見立てるとちょっとイケメンに見えなくも無い。




とりあえず滝とこの人面岩も霊場の一部みたいなので

ちゃんと手を合わせて下山。





そろそろ終盤かな~って頃になると

落ち葉の絨毯が気持ち良い道になりました。




サックサク。


サクサクと気持ち良い音を立て菜から

森を抜けるといきなり民家が見えました。


エッ?



人んち?


道は間違ってないはずだけど

民家の庭じゃねーの?



地図みても間違ってないので

進んでみるとやっぱり人んちのまん前を通る登山道だったみたい。




なんだか不法侵入してるみたいでドキドキする道でした。


民家の路地を抜けると車道に出るので

ほどなく車を停めた駐車場へ。



その駐車場の目の前にある天満宮さんで

今日の登山を無事の終えれたお礼を。


まずは狛犬に挨拶するけど

ここの狛犬の吽形はチンチンが付いて可愛い。



阿形は付いてないので

オスメスで対になってる狛犬だ。



ではお手軽登山でしたが

お疲れさまー。




身近にありながら

初めて登った山なので新鮮な気分で楽しめる登山でした。



では次の山で会いましょう。