わたしにとって馴染があり過ぎて

登山の対象として考えた事も無かった山

「皿倉山」



新日本三大夜景として市内では有名な山で

ケーブルカーとスロープカーを乗り継いで

誰でも山頂に登れる山なので自分の足で登ろうと思っても無かった

山なんです。




でもこの山が好きで登り続けてる人もいるくらいなので

ちゃんと自分の足で登とうと考えて

ケーブルカー乗り場の下の駐車場に車を停めて登山開始。





上まで上がれる

車道もあるけどなるべく登山用の道を選びたいと思います。



たぶんガレ場も鎖場も無いと思うので

ダブルストックスタイル。


登山道に入るとすぐに

藪椿の群生地に中に入ります。




誰かがハートを作ってくれてました。





わたしの中のハートは登り始めの一番キツイ時で

バクバクしてる。





2合目付近まで登ると国見岩ルートと言う看板を見つけたので

そのルートを進んで見る事にしました。




するとわたしの知らなかった皿倉山が始まります。



イメージではジグザグで登る車道を

ショートカットするように登山道が続いてると思っていたのだけど

国見岩コースは車道からも離れて完全に山らしい道になりました。



登山を初めてから

意外とたくさんあるもんだと思った岩を抱えた樹 ↓




登山道で普通に見つけるので

山全体だといっぱいありそうだね。



油断してると意外と急登もある。



はぁはぁ・・・



木のトンネルもある。



ステキ。



頑張って登ってると木々の雰囲気が変わってきました。





下草に笹が混じる

山らしい雰囲気に包まれます。





時々山頂のテレビ用のアンテナが近くに見え始めた頃から

階段地獄が出現。




階段は同じ筋肉だけを集中で消耗させるのでキツイんだよね。


この階段を上るとちょっとした休憩スポットがあったよ。




リュックを降ろして

大きな休憩をしようベンチに座ってスマホの地図を確認すると

目的の国見岩はすぐ上だったので休憩せずに

国見岩までがんばりました。




「国見岩」



見慣れてる山だけど

こんな素敵な場所があるなんて知らなかったよ。




山頂の下にある岩場で

山頂には何度も登ってるので見慣れた街の風景だけど

眺めは確実にこっちの方が良い。




すこし霞んでるけど最高!



若戸大橋方面 ↓



手前は都市高速の大谷ランプで

洞海湾にかかる赤い橋が若戸大橋。


大きな空き地はかつてスペースワールドがあった場所になります。



八幡西区方面 ↓



赤白の煙突は三菱化学で

他はマンションや民家だらけ。



戸畑区~小倉方面 ↓



正面奥の海は響灘で右の奥から

関門海峡が始まります。



こんな眺めの良い場所で

今日のランチはココとするっ!




登山と言えばやっぱりエネルギー効率の良いおにぎり。


もちろん食後の淹れたて珈琲付き。




見慣れてるはずの街を

珈琲を飲みながら見下す優越感。





登ってよかった。



ランチを食べたら

片づけて少し登ったら山頂の広場に出ました。



本当の山頂じゃないので寄ることも無かった展望台。




恋人の聖地じゃった。



眺めはやっぱりさっきまで居た

国見岩の方が良い。




ではちゃんとした山頂の方へ

向かいましょう。





ここでテレビ見たら

電波のスピードの差の分だけ誰よりも早く番組を見れます。



こんな電波を効率よく中継できる山の山頂。




「皿倉山」622m

登ったぞーーーーーー!


自分の足で。




いつもの四角いけど三角点がない代わりに

これが三角点らしい。



さて、帰りはどしようかな?




いつも下りで膝が痛くなったりするので

文明使うか?




でも車道だと急坂も無いと思うので

のんびり自分の足で下りましょう。





って事で下りは車道をチョイスしましたが

クネクネ道なので距離は伸びちゃいます。





小さなバイクだと楽しいヘアピンカーブ。





歩きでもそれなりに楽しめたりする。


途中にある皇后杉。



たくさんある皇后杉の内の一本。



大きな杉の先からは今までいた山頂が見えます。





クネクネ道で距離はあるけど

もうここまで下って来たのね。



さらにケーブルカーやバイクでビューンと登ってると見逃して

見る事ができない文化遺産レベルの石積みの橋。




コンクリートベースの橋の壁に自然石を組んで貼ってる

だけなのだけどとっても美しい橋でございます。




石の表面の苔が遺跡感を増してくれて素敵。



石橋の後も順調で

今日はダブルストックなので

両手のストックと足のリズムと合わせて下ってると

良いペースで下ってこれました。



最後のカーブに差し掛かるところらいで

V字の岩発見。




たった今

わたしが斬りました。




燕返しで。




最後にわたしのV字の登頂記念の印を刻んで

無事に下山完了。



知ってるつもりの山も登ってみないと

知らなかった風景にいっぱいで会えた登山でした。



 
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