4月中旬ど真ん中の

気ままな平日ソロツーリング。



陽も長いし

ちょっと遠くまで行きたいので

今日も相棒は銀ガメ号さん。




行き先は天草の真ん中辺の上天草市と天草市がある

大きな島を中心にウロウロして遊ぶ予定で

九州道を南下しま~す。



晴天だけど放射冷却で寒くて緑川PAでホットココアで休憩。



バイクはわたしだけ。





緑川PAから一区間走って松橋ICから一般道に降りたら

R266で天草へ。





左に八代海を見ながら

走ると三角港です。





目的地じゃないけど

道の駅を通過しちゃった後に

トレイがしたくなったのでここでトイレを借りるんだよ(笑)

(さっき飲んだココアが出たがってる)




トレイ休憩だったけど

道沿いにツツジも咲いて綺麗じゃないか。





海のピラミッドと呼ばれてるけど

どうみても巻貝にしか見えませんが

誰も居ない建物の中の綺麗なトイレを借りて

すっきりさせて頂きました。





天辺に上がれるけど

螺旋を登らないといけないので今日はパス。

(トイレが天辺にあったら間に合わなかったかも)



この三角港を出たら

後は橋で繋がった天草諸島の島ばかりになります。



まずは開通して渡った事のなかった

1号橋(天門橋)の横の新しい橋を渡ります。



すっごく高い場所を通るのに

欄干が低くて恐怖しかありません(笑)



高いところが苦手なバイクの方は前からある天門橋の方がいいかも。



ただ新しい橋を通ると南下するときは

すこしショートカットする感じで近道になります。




大矢野島からは

国道からそれて維和島に渡りました。




小さなしまなみ海道を走ってる気分になれる

大好きな道。


2連の西大維橋の次は吊り橋の東大維橋。



立派な吊り橋に見えるけど

大きな車同士は離合できない可愛い吊り橋なんです。



海は内海なので透明度こそあまり無いけど

波も穏やかでとっても綺麗。



もうバイクツーリングをするようになって

17年ほどになるけど九州って飽きないわぁ。



東大維橋を渡ると維和島で

その島の山へ。




島の山道をしばらく登ってると

何も咲いてないけど「花公園」があるので

その駐車場にバイクを停めて「高山」と書かれた看板に沿って

歩きます。





四郎さんもわざわざ来てないだろうと思う林道を

15分ほど歩きますが

遊歩道の入口はミカン畑になっていました。





まだ2分咲きくらいだけど

ミカンの花が咲いて甘い香りに包まれます。





ミカン畑の先から森の中になりますが

すぐに空が開けて高山の山頂に到着。




「高山」166m



ん?

いま「低っ」って言いました?(笑)



でもちゃんと三角点もあるのよ。





名前は高山だけどぜんぜん高くない

高山に登ったぞーーー!





あ、今日は登山じゃなくてツーリングだけどな。



ここは山と言うより展望所のような場所なので

目的地にしてみたんだけど

木々が茂って最高の展望とまでは行かないけど

とっても良い景色なの。



八代~芦北方面 ↓




ゴムボートでも遊べそうなほど波が無い。



北側 ↓



遠くに雲仙普賢岳も見える。



西側 ↓



天草「諸島」と呼ぶにふさわしく

島だらけ。



真南だけ木々であまり展望がないけど

なにより普賢岳方向が絶景だ。



「九州Love」だね。


で、この山頂と言うか展望所なんだけど

こんな看板が立ってるのよ。



海に向かって叫べだって。



いや、叫びますけど・・・





鬱憤を晴らしたら

再びミカン畑の道を下って島から出ま~す。





来る時はそのまま通過したけど

東大維橋からの眺めがよかったのでちょっと停まって見ます。

(駐停車禁止じゃございません)




とにかく橋からの眺めがすごく良いのよ。





あ~、朝寒かったけど

来て良かったな。





透明感は無いけど

なんとも言えない海の色が素敵。





維和島からパールラインのある大矢野島に戻り

天草五橋が集中する島のちょっと景色の良い場所でランチにしました。





海産物が美味しいエリアだけど

昼時に空いたお店を探すのが面倒だったので

コンビニで買いました。


それでも景色の良い場所で食べるので

すっごく美味しい。



ランチ後はさらに南下して

R324から島の中を通るk34へ入りますが

やっぱり海を見ながら走りたいので

龍ヶ岳町の方へ。





その曲がるところにトトロがいたよ。


前にも見た水瓶を逆さまにしたトトロでした。

(売ってんの?)



海に出るまで

ちょっと山間部を通るけど

新緑がまぶしい風景をいっぱい見れるルートでした。




北部九州は麦を植えてるので

まだ田植えしてないけどもうここでは田植えも終わってる。





白いドングリの花も咲き始めた

峠を越えて龍ヶ岳町。





R266の海岸線を走ってると

ノーチェックの旧道のトンネルを発見してしまった





「隧道が好きだ」のセンサーに導かれました。






通り抜けは出来ないけど

ちゃんと額も残っています。




大姫戸隧道って言うみたい。


内部は資材置き場として利用されてる?




資材が置かれてる段差は

昔の歩道かなにかの段差かな?


とにかくそんなに長いトンネルじゃないと思うけど

入口からグイ~ってカーブしてるので

出口が見えずに真っ暗だよ。




隧道見学からは再び海岸線を走るけど

すぐに私の違うセンサーが反応!



ピピピ・・・

ピピピ・・・




アコウセンサーが見つけた

名も無きアコウ。





漁港へ入る道と民家の境目に

でっかいアコウを見つけてしまった。





しかも2本。





地名が「高戸」なので

「高戸のアコウ」って呼んどこ。



思いがけないアコウの発見から

すこし走ったらパチンコ大和。




WANIMAがデビュー前に

練習場所として使っていたパチンコ屋だよ。





内部は防音効果があると思って

内壁に貼り付けた卵のパックなどそのまま残っています。

(実際は吸音効果しか無かったらしい)





実は寄る予定になってなかったのだけど

あまりにも寄り安い場所にあるのでつい寄ってしまったけど

ちょうど聴きながら走ってるシャッフル再生中の音楽がWANIMAだったのよ。


500曲くらい入れてるので

すっごい偶然(笑)


たまたま聴いていた「ともに」を口ずさみなかがら

先へすこし走ると辨財天がありました。





午前中は満潮だったけど

かなり潮が引いてて普通に島に行けちゃう。




潮が引きすぎて島感ゼロでしたが

岩山のてっぺんの祠にしかり金運をお願いして

ここから折り返しルートへ入ります。




楢本の河童から

半島を横断して北上。


最初は綺麗なセンターラインのある道でしたが

峠部分は林道でした。




でも落ち葉がいっぱいってわけでもないので

対向車させ気をつけて走ればなんて事無いです。

(一台もすれ違いませんでしたが)



半島を突き切って再び海沿いの道に出たら

目的地。



「大島子諏訪神社」


一の鳥居は国道を渡ってところにあって

海を向いています。




島原湾を挟んで雲仙普賢岳が見える良い場所じゃないか。



神社の狛犬さんも

ちょっと困った風な表情が可愛い。




拝殿はいたって普通でしたが

わたしがなにより会いたかったのはこのお方 ↓





アマビエ様。



神様と言うか妖怪ですが

いま一番頼りにしてる妖怪でございます。




クチバシが河童な私から見れば

親近感しかわかない顔で

すっごく会いたかったアマビエ様なんです。





しかも頭にある花も

ちゃんと再現されてる可愛い石像なんです。





いっぱいナデナデして

世界の人類を代表して悪疫退散をお願いしておきました。





アマビエ様と名残惜しいお別れをしたら

ほど近いところにもう1ヵ所目的地があります。



アクセルを一回大きく開けたら

後は惰性で行けるくらいの距離のところに巨大なアコウがあるとです。





たまたま見つけたアコウと違って

このアコウは本当にでかい。




「対岳楼跡アコウ樹」と言って

庄屋の別荘の跡地と共に天草市の指定文化財になっています。



銀ガメ号さんを停めてアコウ見学をしますが3本あって

一番大きなアコウは幹周りが7.2mもあって

樹齢300年以上らしい。




で、この対岳楼跡のアコウだけど

普段は塀の外からしか見れませんが

今日はたまたま敷地内の草刈作業をしてて

落ち葉を集めてる方に聞くと自由に見学して良いって言われたよ。



わたしって持ってる。


そう、外からの見学だけでも良いのだけど

樹の大きさはやっぱり自分が入んなきゃ伝えにくいんだよね。




でっかいでしょ?



先に見た高戸のアコウは青々した葉をつけていたけど

ここのアコウは今が葉の入れ替わりの時期なのか

落ち葉が凄かったよ。



箒で落ち葉を掃除してる

方からわたしがあまりに入念に見学してるためか

「この樹って有名なんですか?」と聞かれたので

そのうち有名になると思いますと言っておきました。




だって本土にあるアコウの中では

間違いなく5本の指に入るよ。



同じ天草にラピュタみたいな樹って事で有名になったアコウがあるけど

樹の大きさは圧倒的にここのアコウの方が上です。




巨木のエネルギーを分けてもらったら

中を見せてくれたおねぇ様にお礼を言って

最後の目的地へ向かいましょう。



目的地って言っても

家を出るときに寄りたい場所をメモった場所の最後の場所って

だけですが。



まずは熊本のバイク友達のきんさんから

教えてもらったシーソー岩。

(名前は私が適当に付けました)




洞窟吹割岩の近くの海岸に

ゴロンと転がってる半月型の岩。





動きそうで動かない。



丸い岩がパカーンって割れたような

形も面白い岩なんです。




不思議な岩の力を手に入れたら

すぐ近くにある洞窟吹割岩へ。





岬の細い道を登ると

誰もいない駐車場があります。



銀ガメ号さんを留守番させて

140mほど横の道を下るとありました。



この崖に挟まれたような場所がそうらしい。



天草四朗の洞窟と呼ばれてる場所で

島原の乱のおり原城落城の後

この吹割岩まで掘り進められた道で逃げたという説もあるようです。





たぶんそんな時代に海底トンネルとか無理だと思うし

その財力があれば島原の乱も勝利して歴史が変わっていたかも。




しかし本当にこの場まで降りて来ないと

こんな崖の割れた場所があるなんてわからないので

キリシタンを取り締まる目がきつくなったときに

隠れて密議をした場所というのは本当かもしれないと思う場所でした。



んじゃメモった場所は全部巡ったので

帰りま~す。





来るとき恐かった新しい橋じゃなく

天門橋を渡ってR57で宇土方面へ。



海を見ながらのシーサイドランですが

ちょうど干潮の時間でもあるようなので

御輿来海岸の展望所へ寄ってみました。




潟の模様と普賢岳がとっても美しいところ。






すこし待つともっと夕焼けが綺麗になるかな?


待ちながら展望所にある

お稲荷さんに参拝。




15分ほど待つと

すこ~しだけ夕焼けっぽい色になったきた?





う~ん

綺麗だけどまだ太陽が高いね。



日没を待つと暗い時間をいっぱい

走んなきゃいけないもんな~。




って事でベストタイムまで待てないので

中途半端な夕景を見て展望所を出ますが

寒くなったのでインナーを着るため数キロ走った先にある

住吉海岸でストップ。





バイクを停めた岬からの風景も

なかなか素敵じゃないか。





銀ガメ号さんを住吉神社の裏に停めて

海岸に下りるとウユニ塩湖っぽい。


遠くに浮かぶ風流島には鳥居が立っていて

枕草子でも詠まれた島らしい。




どこまでも続きそうな干潟の中には

海床路と呼ばれる満潮時には沈む道が現れています。



近くに有名になってしまった

長部田海床路にはいっぱい車が停まってたけど

ここは私だけ。




島には住吉灯台が小さく見えていて

海の安全を見守ってくれています。





では寄り道は本当にこれが最後って事にして

後は御船ICまで夕方のラッシュを抜けながら帰りました。



福岡県との県境に入ったくらいで真っ暗になっちゃいましたが

久しぶりにいっぱい走ったよ。



553kmも遊んでしまった(笑)


メモしてた倍の寄り道を楽しめたのも

九州だからと思いますます九州Loveなツーリングでした。



では一緒に綺麗な海と新緑を楽しんでいただき

ありがとうございました。

またのご乗車お待ち申し上げます。



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