今日は週末ですが

特にプランニングをしてないのでソロツーリング。




紅葉シーズンになると山の方ばかりになると思うので

今日は海がメインのツーリングにしようと

佐賀県の玄海町方面で遊んで見ることにしてみました。



何時ものようにトラックの並走でふんづまる九州道は使わず

峠を越えて福岡都市高速へ。




西九州道の無料区間を走って

唐津千々賀山田ICからk340で呼子方面向かいます。




とくに景色が良いわけじゃないけど

この道大好きっちゃねー。


広域農道のような県道をそのまま行けば呼子まで行けるけど

早く海が見たいので途中からくだって海岸線へ出ます。



10月も半ばなのに今日も夏日で海上は水蒸気なのか

もやっちょる。


家を出るときからメッシュジャケットでインナーも着てないまま

走れるってちょっと異常な10月の気候だよ。


で、最初に着いた場所は

さらに夏と勘違いしそうなほどサーファーさんがいっぱいの

立神岩のビーチ。



ビーチ側の駐車場はほぼサーファーの車で

満車状態だけどわたしが見たいのはこっち ↓



ニョキニョキと立ってる岩。


以前に来たときからあったけど

今日も入口のウチワサボテンは元気に青々しています。



実もたくさん。


こっちは実がなる前の花 ↓




まるで南国のような海岸ですが

その先にあるのは日本海らしい荒々しい岩の光景があります。




以前はあの岩の下までいけたけど

現在は立入禁止になってるよ。

(なんでも先に行っておくのが得だね)



立神岩からは海岸線。




気持ちよく走って

今日のメインのスポットに着きました。





「七ツ釜」という

佐賀県の呼子を代表する景勝地でございます。





ここも過去に来てるのだけど

遊歩道から見える海岸をすべて見たわけじゃないので

案内板のスポットをコンプリートするのがミッションでございます。





いっぱい歩く予感しかしないので

ジャケットを脱いで水分を多目に飲んでからスタート。





森の中の階段を登るといきなり

広い草原に出て海がバーンと見える瞬間が好きだ。




絶壁の海岸に立つのは

「乙女大明神」



「美人になれますよう・・・いや、安全にツーリングが出来ますように」


乙女な大明神様が立ってる岩場は

六角形の柱状節理の断面がいっぱい。



普通の柱状節理は六角形が多いけど

なんとなくここは五角形の方が多い気がする。



この断面が見れるって事は崖のてっぺんに居るから見えるわけで

その崖が目の前にある。




ヒァーーー!

お尻がムズムズするけど最高の眺めだ。





乗り出して覗き込むと

吸い込まれそう。





こんな削られた崖の黒瀬という名がついた岬にいくと

呼子港からでる遊覧船が真下に見えました。




一度乗ったことのあるジーラかイカ丸だと思うけど。


走ってるときは多少荒れてても平気だけど

遊覧のため停まった時にユラユラと予測不能な

揺れ方されると酔っちゃうんだよね。

(崖の上から手を振るとみんな返してくれました)





それにしても柱状節理がグニャっと曲がってたりと

すごい崖だ。



見えてる崖の上に柵があるので

そこまで行って見ます。




荒れる玄界灘が作り出す光景が

そこにありました。





荒波が長い歳月をかけて削った穴がいっぱい。

(七ツ釜の名前の由来はそれな)





夏日で暑いけど

崖を吹きあがって来る潮風が気持ち良い。





良い角度で大きな波が

穴に入るとドドドドーーと迫力のある音を立てるので

見飽きない。



座って眺める対岸にも柵があるのを見つけたので

そっちも行ってみよう。


暑いけど今日はこの七ツ釜を全部見るのが

目的だからな。




戻りが不安になるくらいの急坂を降りた場所が象の鼻と呼ばれる

崖の先端。





九州じゃあまり釣り場を聞かないけど

ここはヒラスズキが釣れそうな場所だな。



象の鼻から汗をダラダラ流しながら

崖の坂を上って再び下る道へ行くと平瀬と言う海岸に出るらしい。



初めての場所なのでワクワクするけど

見える景色はそれほど変化は無いかな。


ただスグ横にメガネ岩と呼ばれる岩がありました。




名前でだいたいどんな岩か想像は出来てたけど

やっぱり穴が空いた岩があったよ。


でも柱状節理が折れて出来たような

穴はあまり見たことが無い気がする。


これで一通り周ったので

七ッ釜コンプリート。



汗をいっぱいかいたので

駐車場の自販機で水を追加購入して生き返ります。


メッシュジャケットだけどそれさえ着たくないくらい暑いぞ。

(歩いたしね)


日陰にいるより走った方が涼しいので

銀ガメ号さんを目覚めさせて呼子大橋を渡ります。



高いとこ怖いので渡りきるまで

中央の白線を凝視しながら加部島へ。




すっかり定番になった加部島のまっすぐな道。





この第一産業地帯に囲まれたまっすぐな道を進むと

再び海が見える。





「牧場と海の風景」





ここも前は自由には入れて灯台まで行けたけど

いまは立入り禁止なので眺めるだけ。





しかし入れなくてもこの

絶景は見れるよ。





ここで放牧された牛を見ると

佐賀牛が食べたくなるところだけど居なかったので

予定通り呼子と言えば「いか」って事でイカを目指します。





お邪魔したのは島内にある

「いか道楽」さん。




今日は2軒ほどお店を覗いたけど

どのお店も活イカの入荷がないらしので

活き造りがないけどイカずくしの「いか御前」を頂きます。



とにかくわたしは活き造りを食べても

後で出てくる天ぷらが大好物なので逆に天ぷらの量が多くなる

このメニューで不満はないぞ。


食べ終わる頃に蒸しあがった

イカシューマイが格別に美味い。



ご馳走様でした。



では呼子らしいランチの後は

玄海町方面を走ります。




刈り取りの終わった浜野浦の棚田を覗いて

駄竹漁港に向かいます。





何度となくこの周辺をツーリングしてるけど

ここは初めてだ。


入り江の奥から漁港へ入ると

行き止まりのところに目的の金比羅宮がありました。




特に何があるってわけじゃないけど

狛犬じゃなくて狛亀がおるんよ。





しかも強そうなやつが。





見るからに狂暴そうなので

邪気も近付けないでしょう。




漁港で焚火をしていた漁師らしい3人組のおじさんが

まだ上に上がると亀がいるよと教えてくれたけど

けっこう登るらしいのでこの狛亀だけでもうよか。



で、その漁師さんが焚火をしてるおかげで

狛亀のいる拝殿の奥の森がとっても良い感じになっとる。



霧に包まれたような風景が見れて

ラッキー。



漁師さんに挨拶をして

一度県道に戻って再び海岸に下って高串漁港を抜けます。




この先に行きたいスポットがあるんだけど

マイナー過ぎてナビでもグーグル先生でも

案内が終了した場所の先に道が無くて辿り着けねーー(汗)




どの脇道を選んでも行き止まり(笑)



Uターンだけで汗をこれでもかってくらいかいたぞ。




こうなればデジタルに頼らず

アナログなわたしの脳内GPSをフル稼働。



一見すぐに行き止まりになりそうな

下るのにかなり勇気のいるほっそい坂を下ると

正解でした。

(わたしの脳内GPSの性能におののきひれ伏せよ)




着いたのは和田津美神社で

湾に突き出た岬の先端にありました。





神社の名前通りに海の安全を見守る神社で

船で参拝に来る人もいるためか

ガードレールなんてねーよ。




しかも遊歩道かと思ってた道らしい場所は

自然の岩場とコンクリートで歩けるようにしてる

簡易的な道があるだけ。




この道をすこし進むと

見たかった海に突き出る鳥居がありました。





う~ん、佐賀県って素敵。





目的の鳥居は無事にみれたけど

まだ先まで歩けそうなので行って見よう。





楽しい。


でも歩く人なんていないらしく

見た目以上に滑るので注意な。





道は湾の奥にある田んぼで突き当たって行き止まりになるので

引き返します。





それにしてもこの岬の岩の

層がラテアートになってて面白い。





北九州の北部海岸にもあるけど

自然のつくる模様って不思議だね。





では海の安全を守る神社ですが

帰路の安全もしっかり祈願させていただきます。

(鳥居のジドリは間に合ってませんが)





岬の上にりっぱな拝殿があるけど

登れないようになってるので下にある拝殿から参拝しましょう。






参拝を終えてUターンするけど

海に落っこちないように崖側で

チマチマと切り返して帰路につきます。






帰りは伊万里方面まで下って

西九州道の無料区間のインターから一気に帰るルートで

その途中で最後の目的地。





やっぱりわたしのツーリングなので

「隧道が好きだ」のスポットは外せんかろー。





わたしが寄る隧道では珍しく

ちゃんと「塩屋隧道」と書かれたプレートがはまってるし

洋風な意匠がすごくいい隧道ではありませんか。




近くの工場に自転車か徒歩で通勤する人の

そのごく一部くらいしか利用しないと思うマイナーな隧道だけど

こんな素敵な煉瓦の隧道がこんなところに隠れていました。




年代は明治の後期らしく

内部はところどろ補強工事の痕らしき痕跡が残っています。





自然の岩盤を土台に使った箇所や

天井がコンクリートの部分は

煉瓦が剥がれて補修した跡かもしれません。





イヤーーー、あまり期待してなかった

隧道だったけどA級物件って言っても良いんじゃない?





思った以上にいい物件に出会えて

帰りの鋭気を得て広域農道のような県道で山を越えますが

峠を越えるところで大平山公園と言う看板を見つけたので

まだ明るいので急遽停まってみた。




ちゃんと駐車場あるけど

いつもの様にわたしだけ(笑)

(それでも端っこに停めてしまう控えめなわたし)



銀ガメ号さんを寂しい駐車場で留守番させて

公園の中に入ると広い芝生広場がありました。




それとほとんど登ってないけど

ここが大平山の山頂らしい。





三角点のすぐ横には立派な展望台もあるぞ。





展望台からは

伊万里湾方面が一望。





ノーチェックでたまたま前を通っただけの

場所だったけど良いところだったねー。





では後は本当に暗くなると嫌なので

寄り道無しで帰ります。




大平山から下る途中に

カメラをサイドバッグに入れるため停車した後

予定通り南波多谷口ICから西九州道。





何時もと変わらずそのまま前原まで走る予定だったけど

週末ということもあって車が多くなったので

途中から海岸線のR202へ。





後は行きと同じく福岡都市高速を使って

一般道の峠を越えて帰還。





陽が短くなったけど

真っ暗になる手前のマジックアワーの時間に帰れました。




朝から帰るまでメッシュジャケットだけで過ごせた

夏のような日だったなー。



家の近くで給油をして

今日のツーリングはおしまい。




まあ、お隣りの佐賀県なので

距離は400kmに届かなかったけど

楽しい1日にお付き合いいただきありがとうございました。



では、またの御乗車をお待ち申し上げます。



◆◇◆ Hibiki ◆◇◆


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