雲仙普賢岳に登ろう [登山]
県内縛りが解禁されて
ツーリングはしたものの登山は県内の雷山しか登ってないので
今日は長崎県の普賢岳に登るよー。
紅葉しちゃうと雲仙の温泉街からこの仁田峠の駐車場まで渋滞になってしまうので
その前に登ってしまおうという作戦。
予想通りにまだ紅葉には早くて
観光客が動き出す前の9:30くらいに着いたためガラガラ。
10月なのにまだ昼間は夏日が続いてる日だったけど
仁田峠まで上がると標高が1080mあるためか
空気もひんやりしてて気持ちが良い。
ロープウエイ乗り場からは普賢岳方面が見えるけど
実はどれが普賢岳なのか知らないんだよな。
大火砕流をおこした噴火があったので
普賢岳って名前はかなり有名になったけど
実際の火山は普賢岳じゃなくて平成新山って名前がついてるし。
知ってるつもりでいた雲仙の山も
いざ登ろうとするとほとんど知らないことに気付きます。
先日阿蘇山の中岳が噴火したけど
ぞうかここは噴火しませんように。
で、登山ルートはと言うと
とりあえず最初の妙見岳までは
ロープウエイを使って楽させてもらいましょう。
わたしだけじゃなくて
普賢岳登山では最初に文明を使って下りは
自力って言うのがポピュラールートらしいぞ。
ずっと夏日が続いて
秋と言うより初夏のような色の山を眺めながら
山頂の駅に着くと雲仙の温泉地が一望。
山頂駅で登山靴の紐を締めなおして
登山開始。
まずは妙見宮を目指して登るけど
標高が上がるにつれて橘湾も綺麗に見えるようになってテンション上がる。
それほどキツい思いをしないまま
妙見宮へ。
ここで登山の安全を祈願したついでに
暑くなったので速乾Tシャツ1枚に。
身軽になって妙見岳から
国見岳の方を目指して歩きます。
笹に囲まれた整備された道で
とっても歩きやすい。
ちょっとキツくても
時々視界が開けるので頑張れそうだ。
やがて稜線の道になると
明るくて登山というよりトレッキング気分です。
(この時まではな)
明るい稜線を歩いていると
前方に国見岳が見えてきました。
こんもりしてて可愛い山だけど
登ると同じルートで戻ってこないといけないので
国見岳の寄り道はパスして普賢岳を目指すけど
登山道はこの国見岳の分岐の国見分れからどんどん下っていくぞ。
まてまて、せっかくロープウエイで登ったのに
これは下りすぎじゃねーの?
しかも岩や木の枝を持ちながら下るくらい急だし。
さらに鞍部の鬼人谷口まで下ったら
登り返しが始まりました。
先で一方通行になるらしいので
選択は鳩穴分れ方面1択。
北側の斜面になるためか
登山道の雰囲気が変わって来た。
苔に覆われた溶岩がゴロゴロ転がる崖沿いを進むと
風穴が出てきます。
溶岩の穴を利用した風穴で
普賢岳周辺に数ヶ所あるうちの西の風穴という穴。
低温を一定に保つ事から
明治以降に蚕さんのふ化のタイミングを変える調整用に
使われていたんだって。
よく考えたら昔ってロープウエイも無ければ
仁田峠までの車道なんてんもなかったと思うので
下から通ってたのかな?
それと日影の多いこの斜面には
溶岩の崖にへばりつくように根が張ったヤマグルマの木が
たくさんあります。
大好きなアコウに似てて
見つけるとつい足を止めてしまうよ。
土が無い火山地形に
よくこんな大きな木が育つものだなーって感心しちゃうと同時に
妖気を帯びてそうな気がする樹だ。
登山道は日陰が続く斜面から
核心部と言えるような急登を登ると一気に視界が開けて
平成新山の荒々しい山肌が見えて来た。
これを見ると火山に登ってるという
実感がわくな。
見える下界の景色も
なかり上から見る角度に変わります。
たぶん諫早方面かと思うけど
「地球」って感じがする。
ずっと樹木帯だった登山道も
低木が目立つようになるためサングラスをして先へ。
新緑シーズンと間違うような
緑の山肌を見ながら岩の急登を頑張ると
普賢岳の山頂に到着。
普賢岳(1359m)
登ったぞーーーーーー!
もちろん四角でも三角点にタッチ。
普賢岳の山頂からは
平成新山がドーーーン。
かつてはいま立ってる普賢岳が最高峰でしたが
平成3年の噴火から平成7年にかけて盛り上がった溶岩ドームで
普賢岳を抜いて1486mになりました。
立ち入れないので
実質雲仙の最高峰はこの普賢岳って事になります。
とはいえこの普賢岳も火山だったので
山頂は大きない岩ばかりで崖になってる箇所もある。
崖に突き出たガメラ岩。
今日はこのガメラ岩の先端で
ランチにするよー。
お尻がムズムズする高さだけど
岩がぺったんこなので座り心地は良い。
座ってるわたしより
周りの人が「よくそんな場所に座れますね」って言われた(笑)
まるで登山のルーテイーンのように
お決まりのおにぎりを食べて
しばらくのんびり過ごします。
では13:00とキリの良い時間で
下山を開始しましょう。
下りはロープウエイ乗り場には戻らず
アザミ谷コースに下ります。
国見分かれから激坂を下った坂を逆から登る事を考えると
ロープウエイを使わず下山した方が楽そうなのよ。
(なので登るときは片道切符を買いましょう)
地図で言うと妙見岳を中心に時計回りに巡る
登山ルートになる感じ。
アザミ谷側は登山道の雰囲気が
ガラリと変わり久住の男池周辺の原生林の森に似てる。
しばらく急だった道も
一旦なだらかになるとずっとそれが続くので楽ちん。
最後にまた立派なヤマグルマと出会って
普賢神社の鳥居をくぐるとロープウエイ乗り場に
帰って来ました。
お疲れ様ー。
登った後だからわかるけど
奥が平成新山で普賢岳は手前になるんだな。
乗り場から駐車場までは
ミヤマキリシマの大群生地なので
中を歩いてみると狂い咲きしてる株が何本もありました。
最後に可愛い花で癒されて
普賢岳登山は終了。
序盤でめっちゃ下ってるのがグラフでわかるので
山頂から戻らずそのまま徒歩で下って正解だね。
では消費した2369kcalを何食べて補給しようかな?(笑)
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昭和新山は北海道にありましたが、平成新山は長崎にあったのですね!空が奇麗ですね!!
by tomi_tomi (2021-10-30 01:21)
雲仙の温泉地の眺め雄大です。
ヤマグルマの”ぐにゃぐにゃ”の妖気に誘われそう♪
by mirro (2021-10-30 01:28)
ガメラ岩の先端に座ってのランチ風景は、写真を見ているだけでもお尻がムズムズします(^^)
by 我流麺童 (2021-10-30 06:21)
関東にも日光や那須、谷川岳など、
ゴンドラ利用がオトクな人気の山々があります!
そういうトコロは火山や冬季スキー場が多いかな(^^)
by an-kazu (2021-10-30 06:59)
あの普賢岳ですよね
ガメラ岩の先端で昼食とは
凄いですね~
by kazu-kun2626 (2021-10-30 07:16)
雲仙普賢岳と聞くと火砕流のイメージが未だに強いです
昨今、地震が多発していますので、くれぐれもご注意を
先日、YOUTUBEで槍ヶ岳登山中に地震に合われた動画を見て
正直怖くなってます
by くまら (2021-10-30 10:57)
「よくそんな場所に座れますね」
私も思いました(^^;)
by あとりえSAKANA (2021-10-30 10:58)
ガメラ岩の先端でランチ
お尻ムズムズしながら食べるおにぎり
自分だったら味がわからなくなりそうだ@@;)
by さる1号 (2021-10-30 13:53)
ガメラ岩の先端とはとても怖くておにぎりなんて食べていられないですよ。
by kousaku (2021-10-30 15:59)
あれだけの大噴火した山なのに、意外に低いな。と思ったり。
2000m級だと思っていました。折角ロープウェイで稼いだ標高が・・・
by tai-yama (2021-10-30 19:36)
キレイな風景!
地球の丸さを感じますね♡
by よっすぃ〜と (2021-10-30 20:01)
40年くらい前に登ったっきりですが山頂近くに万年氷の張った昔の火口跡があったと記憶していますが~~
近くの瑞穂町にゲストハウスを作る計画がありちょいちょいそこらあたりに出没してます
by もれしょん (2021-10-30 20:07)
こんにちは。
雲仙普賢岳登山乙でした。
大昔、親父を連れて雲仙に行った翌月に普賢岳が...
また行ってみたいな。
by HIRO (2021-10-30 20:36)
ガメラ岩のような岩は、近い将来、崩れると思います。
更に、大きな地震があるかもしれません。こういう岩に座るのは、危険な気がします。
by テリー (2021-10-30 21:33)
もうさまになって来たなぁ
余裕だね 別人?と言う位痩せたよね?
(*^^)v
by みうさぎ (2021-10-30 22:03)
山頂駅からみた駐車場の小ささで、文明のすごさを感じますね。
風穴も、昔の人はすごいと思わせますね。一番下から登ってたのか、当時はそれしかなかったわけだから当然だったことではありますけど。現代人には気が遠くなる思いがしますね。
山頂からの「地球って感じがする」の感想はもう、まさに!!って感じで胸のすくような景色で、自分の足で登ったものにしか味わえない世界ですね。天気も最高で素晴らしい!!!!
ガメラ岩で、ランチってウソ!!って思いました(笑)前回、呼子大橋で高くてセンターラインを見つめながら渡った同じ人がなぜガメラ岩でランチができるの???と思いました(笑)見てるほうが怖いかも!!
頂上から真横に見た平成新山も普段ならダイナミックな景色に感動するだけですが、阿蘇の噴火の後なので、なんだか不気味な感じもしますね。この機会に雲仙岳調べたら、有史以後の日本最大の火山災害が雲仙岳なのを知ってさらに恐ろしく思いました。
昔、少し長崎に住んでた時にはドライブでよく行きましたが、自分の足で行くとこんな景色が広がってたのか~と思いました。阿蘇同様、火山のある山は作りがダイナミックですね!!
by TAC (2021-10-30 22:24)
見晴らしの良さで急登さが分かる気がします。
火砕流の映像はまだまだ記憶に新しいのに登山できるようになっていることに驚きます。
それにしても、養蚕に風穴まで利用するとは・・日本人(九州人)のあくなき追及の仕方には脱帽ですね。
by ぜふ (2021-10-30 23:08)
前の噴火の時の山はまだ立ち入り禁止
なんですね。火山帯の木ってたくましいです。
by みずき (2021-10-30 23:29)
令和新山が出来なければいいが。
by enosan (2021-10-31 08:02)
噴火で荒れ狂った普賢岳とは思えない素晴らしい山ですね。
さらに隣に新山が出来たのは知りませんでした。
風穴にねじれた凄い木の根も楽しめました。
by お散歩爺 (2021-10-31 09:56)
あの大規模火砕流から30年も経ってるんですね
活火山はいつ噴火するかわからないので怖いイメージがあります
by Jyo (2021-10-31 17:13)
周りの人と同意見です~、あのムズムズでご飯は(^^;)
阿蘇山が噴火したり、御嶽山のこともあったり
また先日の地震で山が揺れて...と考えると登山が怖いです
とはいえバイクで山を走ることもありますけどw
by kokoro (2021-10-31 17:38)
普賢岳ってもう登れるんですか!
ロープウェイが動いてて紅葉を楽しめる♪
早いものですね。
平成新山、の次は令和新山でしょうが徹底的にマイルドに盛り上がって欲しいものです。
え、ミヤマキリシマ咲いてるんですか、スゲー!
by miyomiyo (2021-10-31 20:03)
よくそんな所に座れるな~(;▽;)
ってあたしも思うよ。
見てる方が怖いもん(笑)
雲仙の登山も絶景だらけで鼻血ぶーだね♪
山の形?がわかるしアプリやっぱり面白いね。
カロリーは何食べて接種したんだろw
by もちっこ (2021-11-01 00:04)
自分も久しぶりにオクシズ(奥大井)で山歩きを満喫して来ました。
普賢岳もこれから紅葉の季節ですね。(ミヤマキリシマ咲いてましたけど)
毎回、美味しそうにおにぎり食していますが、今回は特にガメラ岩で格別ですね。
by フォーキーブルース (2021-11-02 14:27)
◆tomi_tomiさんへ
何時までも新山と呼ぶのはあれなので
何時かはちゃんとした山の名前を付けてほしいですね。
◆mirroさんへ
ヤマグルマは土がなくても
こんな風に根を伸ばして生きてるのが凄いです。
成長と共に根を伸ばしたほうに少しずつ動いてるかも。
◆我流麺童さんへ
山頂は狭くてここが一番ぺったんこなのです。
◆an-kazuさんへ
登山も文明を使うと行動範囲も広くなって
より登山を楽しめたりできますよね。
◆kazu-kun2626さんへ
実際は真下の樹木があるので
見た目ほど恐くはないのです。
◆くまらさんへ
わたしも火砕流のイメージが強いです。
もうその火砕流の後もススキが生えて草原になろうとしています。
◆あとりえSAKANAさんへ
見る角度で先に見える風景の高さまで落ちてるように
見えます。
座って遠くを見るほうが怖いパターンです。
◆さる1号さんへ
覗き込むとしたに木があるので
そうでもないのですが
前を見ると谷が見えてその高さにいる感覚になります。
◆kousakuさんへ
ちょっと後方から岩を見ると
真下の木などが見えないのですごい崖の上にいるように
見える岩でした。
◆tai-yamaさんへ
九州は2千メートル越える山は無いので十分高い部類に入る
山なんですよ。
by 響 (2021-11-03 09:09)
◆よっすぃ~とさんへ
島原半島の真ん中の山なので
見える風景がほとんど海なのが素晴らしい山でした。
◆もれしょんさんへ
九州にも万年氷があったのですか?
ゲストハウスとはステキな計画ですね。
◆HIROさんへ
あの噴火は突然でしたね。
まだ平成新山からは硫黄の混じる蒸気が出ているので
火山ということを忘れないようにしたいです。
◆テリーさんへ
壊れそうな岩には乗りません。
◆みうさぎさんへ
余裕なんてとんでもない。
ほとんどの登山者に道を譲ったくらいスローペースで
やっとでした。
◆TACさんへ
ロープウエイは楽だなーって思ってましたが
普賢岳まではけっこうハードでした。
昔の人はほんと凄いですよね。
ガメラ岩は真下は樹木とかあってそうでもないけど
ちょっと下がってみると前方の景色の谷の高さに突き出てる
ように見えますよね。
平成新山は蒸気をいまも出してるので活動中だと思うけど
火山が作りだす風景ってほんと凄い。
◆ぜふさんへ
普賢岳は元からある山頂で実際噴火した山は隣でした。
もちろん入山規制があるのでそっちには行けません。
◆みずきさんへ
平成新山の方はわたしが生きてる間は入山できないと思います。
自然のサイクルなんて人間の及ばない壮大なスケールですもんね。
◆enosanさんへ
わたしもそう願います。
でも日本って火山大国なのでうまく付き合わないといけませんね。
by 響 (2021-11-03 09:23)
◆お散歩爺さんへ
あの衝撃的な火砕流のあった斜面も草原になろうとしています。
溶岩ドームをこんなに近くで見たのも初めてです。
◆Jyoさんへ
あの火砕流のVTRがブラウン管サイズなので
年代を感じますね。
九州の山ってほぼ火山なのでうまく付きあいたいです。
◆kokoroさんへ
あの岩の真下は木があって見た目ほどじゃないけど
高度感はありますね。
火山は怖いけど火山がつくる風景もすばらしいので
上手に恐れつつ親しみたいです。
◆miyomiyoさんへ
ずーーーっと前から登れてますよ。
噴火した山は隣でそっちには行けないけど。
ミヤマキリシマは桜と同じく秋に勘違いさんが咲かせてしまうようです。
◆もちっこさんへ
もっとすごい岩の上でご飯食べてる人もいたよ。
座ってる岩はちょっと下がると増下の木とかが見えないので
凄い場所に見えるみたい。(それでも高いけど)
最近とんかつばかり食べてるのでもう消費カロリーをとっくにオーバーです。
◆フォーキーブルースさんへ
奥大井いいですね。
ダムと湖上駅のイメージしかないけど
たしかに山だらけだ。
by 響 (2021-11-03 09:33)
ミヤマキリシマの時期に普賢岳に登りましたが暑かったのなんの・・平成新山・・これだけガラガラ岩だとやっぱり迫力ありますよね~
2369Kcal÷160=15 響お握り15毛が正解でした‥笑
by OJJ (2021-11-04 21:12)
◆OJJさんへ
5月の終わりくらいかな?
もう初夏ですもんね。
おにぎり15個たべてちょうど消費カロリーを補給できるのですね。
いや、普通に料理が食べたいわ(笑)
by 響 (2021-11-06 19:17)