氷結・氷瀑シリーズ第4弾。



登山を始めたってこともあるけど

今期ほど雪や氷を見たシーズンはないかもしれない。



それなりに装備が揃うと雪山に行きたくなっちゃうものなんだな。


なので南国って言われる九州だけど

来期はスタットレスタイヤに履き替えようかな~と考えて過ごす週末。


で、その週末に寒波が来るようなので

普通は寒波を避けるけど今日はそれを待っての登山でございます。



チェーンは積んでいますが運よく登山口の別所登山口まで

すんなり行けちゃった。



今日はもしチェーンを付けることになっても

労働力は確保してたのに残念。



今日はいつものご近所さんを巻き込んでの

雪の英彦山を目指すよー。



ツーリングじゃなくて登山なので参加は強制ではないけど

装備も揃ってみんなの方が希望してた感じかな。

(わたしは英彦山の道路状況を聞いただけだし)



登山客の車でほぼ満車になった駐車場でのんびりと準備してると

到着した時はまだアスファルトが見えてたのに

降り始めた雪で真っ白になりつつあります。



たぶん今期で一番寒い日の登山になりそう。





とりあえず英彦山神宮の奉幣殿までの

石段をヒィーヒィーわめきながら登ります。




その途中にこんな巨木がありました。


参道から見えてたのに

なんでいままで気付かなかったんだろう?

(キツすぎて脇見する余裕がなかったのでしょう)←今日のわたしはちょっと余裕あり



奉幣殿はうっすらと雪化粧。



思ったより積雪はないみたいなので

今日は普通に山頂まで行けるかもね。



と、思った矢先にコレ ↓




英彦山神宮の手水舎に氷柱が出来てなかったので

油断してたけどまさか登山道が凍ってるなんて。





美しいけど

危ないのでこの上でチェーンスパイクを装着。





岩場も数ヶ所出てくるので

めんどくさがらずに着けましょう。





最初の鎖場からは

しばらく鬱蒼とした杉林の中の石段が続く。





英彦山らしい場所だけど

このどこまでも続いてそうな石段がきついのよ。




体力ある人はそのままどんどん登れば良いけど

足を長持ちさせるコツとしては同じ石段でも

石の大きさがバラバラなので歩数が増えてでも

その中で一番断差が小さい場所を選んで登るほうが良いと思います。



距離が長いとその小さな積み重ねが後半で出てくるのよ。




そうやってコツコツと登ってると

足の乳酸も積雪も順調に増えてきました。



しっかり雪山らしくなってきたぞー。




見た目は寒そうだけど

運動してるので速乾Tシャツに薄手のシャツとアウターだけで

登れちゃってます。




しばらく登ると産霊神社があるので

そのすこし下から脇道に入ります。



正規の登山道ではないけど

この時期はみんなが通るのでちゃんと道になってるものの

倒木はそのままでアドベンチャー気分を楽しめる(笑)


山の斜面をすこし進んで山側を見ると

綺麗な氷柱ができていました。




これはまだ滝じゃないけど

がっちり凍ってて綺麗。





その先に更に綺麗な氷瀑





上部がモコモコと鍾乳石のように凍った滝でした。



でも見たい滝はこの隣なので

移動してると後ろからパンッと枝が折れる音がして

誰かが落ちてる。



枝に体重を掛けすぎちゃったらしいけど

後で誰が落ちたのか最後のカフェの写真で見つけてください。

(本当に危なかったので後で大反省会を開催)



で、斜面から這い上がって来るのを待って

英彦山の新名所となってる

「Wの滝」




落差は無いけど積み重なって厚みをもった

氷柱の滝は芸術的ございます。





当然滝の下もガチガチに凍った斜面になってるので

みんながアイゼンで砕いた場所の一箇所でしか渡ることができませんが

渡った先からのアングルも美しい。





W滝からそのまま登山道に上がれるので

ルートに戻っていよいよ山頂が近くなると景色も変わります。





ここからは登山道というより英彦山神宮の上宮までの

参道になるのですが立ち枯れた木や倒木がおりなす独特な風景は

いつ見ても良いもんだ。





こんな風景に背中を押されながら

英彦山神宮の上宮のある中岳まで登って

一度鞍部まで下って最高峰のある南岳へ。





積雪は山頂部になっても5~10センチ程度で

期待してた樹氷は今日はないみたい。



でも冬の山らしい風景を見れて大満足したまま

ゴールの南岳山頂。





真冬の英彦山1199.5m

登ったぞーーーー。






登山にリピートして2度目の登頂だけど

雪の英彦山の山頂を目指したのは初めてなので嬉しい。




お腹すいて早くランチにしたいけど

とりあえず登頂の記念の集合。

(あまり後ろに下がるとまた落ちるぞ)



ちょうど風も収まったので

今日のランチはココとするっ。




うま~い!


そして寒~い。




お湯を沸かしながら雪見大福を食べますが

手がかじかんできた(汗)


たぶん氷点下10度よりも低いかも。


陽は出てるけど寒くて長居は出来そうにないので

ササっと食べて下山する方向へ飛びます。




今回は積雪もあるため急で岩場の鬼杉側には下らず

元来た道を戻る方向へ





上宮のある中岳まで戻ると

神殿の裏に小屋があるのでその部屋の中で

しばしの暖を取りますが・・・





それでもマイナス6℃じゃった。



マイナス6℃が暖かく感じるってどんだけ?(汗)



どうりでリュックに装着してる水が

凍るはずだよ。



英彦山の最高峰はランチを食べた南岳だけど

南岳より11m低いものの

ここも列記とした英彦山の山頂でもあるので記念撮影。




この中岳から来た道を戻る予定でしたが

ここから北岳経由で豊前坊に下ると言う選択肢もあるけど

みんなどうする?





山頂で遊びながら相談すると

北岳経由でみんなも良いようなので

行軍開始。





帰りの林道が長いのでルートの候補にしてなかったのだけど

その前に北岳との鞍部に下る道がめっちゃ急なのよ。





これは予想以上にハードかもしんないので

ちょっと下っただけで引き返す決断を。





ポコポコと枝に残る雪が可愛いな~と思いながら

再び中岳まで戻ったところで草原の脇を通るルートを発見。





登る時に見えていた立ち枯れた木々と

倒木のある草原の脇にちゃんとした登山道がありそうなので

初めてだけど下ってみることに。





下りの石段はキツイので

もしこれで下れたら良い道を発見できるかもしんない。





倒木と立ち枯れた木々のある草原を進むと

それまで正規の登山道と平行してたけど

やや東にそれ始めます。





それでも道ははっきりしてるし

なにより明るい森の中を歩けて気持ち良い。





しかも落ち葉と雪でフカフカしてるため

いつもならそろそろ膝が痛くなったりするくらいの距離を歩いてるのに

今日はすごく調子が良い。



ルートは木々の合間から鷹巣原高原のススキ原が見えたりと

方角的にも間違ってないので安心。




やがて雪も無くなったので

アイゼンを外してくだると英彦山野営場に出ました。





へぇ~、こんな場所からも英彦山に通じてるんだな。



新発見って楽しい。





英彦山野営場からは車道で戻るという選択もあるけど

九州自然歩道が繋がってくれてるので迷わずそちらへ。





道路をすべてショートカットしながら森の中を

楽しく歩いてスタートした別所登山口に到着。





朝は雪で白かった道路もすっかり乾いて

普通の状態になっています。




朝に挨拶した雪だるまもこんなに溶けちゃった。



では皆様、お疲れ様ーーー。




よく怪我もなく?がんばりました。




掛かった時間は相変わらずのんびりでしたが

いつもは余裕だったとのじんもこうさんも結構ボロボロ。


元気なのはわたしともちっこさんだけ(笑)



とりあえず帰る途中にあるカフェで休憩。




若干一名、顔に絆創膏だらけの人がいますが

美味しいスイーツと珈琲ですごします。




翌日こうさんは筋肉痛で階段を下りれず

とのじんは登山中に足が攣ったので薬局で薬を購入。


絆創膏の人は一応病院で検査してOKもらったりと

楽しくもハードな登山なのでした。



では、次回のお山で会いましょう。



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