3月で桜の開花がもうすぐって頃に

ちょっと寒の戻りがあったようなすこし寒い日。



でも晴れてるので走りま~す。




銀ガメ号さんは車検整備のため

Dラーにお泊り中なので今日もちびっ子バイクの

茜ちゃんです。



行き先は大分県の国東半島で岩山に祠がある

岩屋を巡ったり隧道も見ちゃうツーリングをしようと思うので

宇佐までアグリラインを使って

安心院方面に走っています。




途中k42に入ったところで

パンツとシャツの隙間から風がスースー入って来るので

ちゃんとシャツをパンツの中に

入れるため農道に入ると綺麗な堰がありました。




人工的に石を組んでるのだと思うけど

コンクリートののっぺりした堰が多い中で

これは自然に溶け込んでて素敵。





何気なく停まった農道は

菜の花も満開でとっても綺麗じゃないか。





暖かい日だったら

ミツバチもいっぱい飛んでそう。





佐田の農道からはk42をすこし走ってk716で

国東半島へ向かいますが三桁県道ながら

センターラインもあって綺麗な道です。





先でR10に突き当たるところから

ふるさと林道で半島の懐に飛び込みます。





国東半島は中心部に行くまでこんな長閑な道ばかりだけど

中心に向かうにつれて岩山が目立ってくる。




並石ダムの岩山。



いつもあの岩に開いた菱型の穴が気になるけど

今日も眺めるだけ。




ダムを下っても同じような

ニョキニョキした岩がいっぱい。




こんなニョキニョキ地帯に

一か所目の目的地がありました。



「大内岩屋観音」


仏の元って書いてる。



茜ちゃんを集落の端っこに停めて

歩くと石仏がたくさん。



全部ほっこり系だよ。


案内板もほっこり。



わたしでもうっすらとしか記憶がない

昭和生まれしかわからないキャラクター(笑)



さらに進むと離農して何も作くられていない棚田らしいものが

見えてきてその上に岩屋観音があるみたい。



石垣が立派過ぎて

城跡と勘違いしそうだ。



階段があるのはありがたいけど

けっこうな角度だぞ。





自然石を綺麗に切り出して組まれた階段を

全部登りきると「大内岩屋観音」





がっつりめりこんでる。






建物が崖にめりこむように建つのをよく見るけど

ここは洞窟の内壁をそのまま利用したような

岩屋になっています。





中に入るとまさかの

メゾネットスタイルでした。



きしむ階段を上って上がれるようになっています。




上段に上がると洞窟の空間がそのまま

天井を覆っててその中に観音様がいらっしゃいました。




しっかり無病息災とツーリングの安全を

願っておきます。



大内岩屋観音からは

次の岩屋を目指しますが峠の山の斜面に

いっぱいミツマタが咲いていました。




群生地じゃないので

看板も何もないけどそういえばミツマタって

今の季節だったな。





杉の森の中にもたくさん咲いてるけど

花は地味なので気づきにくい花だよ。




全部下むいちゃってるからね。



k31を走ってると

一ノ瀬溜池。




小さな池だけど

背後の山も岩山です。





引き続き国東半島らしい

岩山エリアの中心部を走ってるのだけど

その中に本日2ヶ所目の「尻付岩屋」





ここは崖の中にちゃんとお堂がめり込んでいます。



で、この尻付岩屋のすぐ上が

本日のメインの岩屋があって道もあるのだけど

バイクで進めそうに無いよ。




チクショー!



仕方ないので尻付観音の前に

茜ちゃんを停めて徒歩で登ります。


結局ここを進めたとしても

道がめちゃくちゃ荒れてたので歩いた方が楽だったかも。


どうせすぐに登山道になるし。




藪椿の咲くトレイルコースを進みます。





ロングトレイルコースを辿って行くと

目的の岩屋はコースから外れるルートになっていて

道は岩場に豹変。





その崖の中腹にぽっかりと穴が開いているのが

目的の岩屋らしい。





足の片方しかかける場所が無いような

細い足場を滑り落ちないように慎重に登って行く。




この崖を登りきると

「大不動岩屋」



お堂は無いけど洞窟の奥に

石仏が並んでいました。





階段状の部分は明らかに人工的に掘られてるのはわかるけど

これは全部掘った物なのか自然に空いた穴のか?



とにかく半分登山みたいに歩かないと来れないような

山の中にこんなのがあるのが不思議なのです。




これも謎いっぱいの九州の魅力だな。



この洞窟に座って

奇岩がひしめく風景を眺めてると仙人になった気分になるよ。



ずっと民家も無い奥地にあるので

心の修行にもなりそうな場所です。



大不動様にお参りしたら

崖から落ちないように下山します。


下で待ってる茜ちゃんの所まで無事に戻ったら

今度は国東半島の海側へ向かいましょう。




丸い半島の2時の方向へバイクを走らせると

岩山エリアから抜けて再び長閑な風景になります。





半島の外周を走る国道213号線に出たら

シーサイドラン。





そんな海の中にあるのが

「金毘羅岩」




ぽつんと海の中にある岩だけの島に

赤い鳥居が立ってる。





こうして岩を見ると

今までいた岩屋の周辺の山と同じ地質が

海の中までつながってるのがよくわかります。



その金毘羅岩のすぐ近くにある奈良原海水浴場へ。




風が冷たいけど

海が青くてとっても綺麗。





こんな静かな波の音を聞きながら

今日のランチはココとするっ。





わたししか居ないので

広いビーチのどこに座っても自由でございます。




風があるので湯沸かしはしませんが景色も一緒に

美味しく頂きご馳走様~。



海岸に出たところで

岩屋巡りから隧道巡りになるわたしのツーリング。




国東半島は中心部の山中より海岸線にいっぱい

古い隧道が点在してるのでそれを

数か所探してみるつもりだったのだけど・・・



だったけど・・・



アレレ?




まぁ、古い隧道なので

こんな事もあるかな。





浜ノ上隧道なのだけど

気になったのはフェンスの真新しさ。



見るからに直近で塞がれたっぽいのよ。





仕方ないので

違う隧道を探してみるけど・・・





う~ん(汗)






ここはずいぶんと前から廃道になってるみいだ。


藪が深くて歩くのも危なそうなので

パスしましょう。



ならばと前にマイナリストのご近所さんと言った

海岸の隧道に行って見るもここも塞がれていました。



このままだと全部フェンス巡りになっちゃうので

気分を変えて長崎鼻に寄り道。




岬を彩る菜の花はまだ満開じゃなかったけど

そのおかげで誰もいな~い。





園内の中の駐車スペースも開放中なので

茜ちゃんに乗ったまま中に入れました。





菜の花フェスタは中止にならずにあるようだけど

開催中は歩かないと来れないかも。





岬の丘からは

トンボロの島がよく見えます。





だ~れも居ない黄色い岬で

ヘルメット星人のまま遊んだら

隧道探しを再開。






しつこく海岸沿いを探すと

見つけたよ。





入口が藪に埋もれそうだったけど

まだ寒い今だからこそ入ることができました。





中は昔の隧道らしくボコボコの内壁です。





完全自己責任ワールドで落ちてる岩もあるようなので

入口から数メートルだけしか入りませんが

奥はS字カーブのあるの隧道でした。




しかもカーブが始まるところから

岩盤むき出しになっとる。



これ以上は進まず引き返しますが

明るい隧道と感じると思うかもしれないけど

今日はちゃんと爆光ライトを持ってるのよ。



自転車用でモバイルバッテリーにもなる

便利な爆光ライトなの。

(バッテリー容量5200mAh)



もう1年前くらいからバイクに積んでるけど

なかなか出番がありませんでした。


たぶんここもいずれ塞がれてしまうと思うので

その前に覗くことが出来て良かった。



ではそろそろ帰路へ付くため

国道へ戻りますが途中にデッカイ樹を発見。



お墓?



でっかい樹の脇の細い道を進むと国道に戻れたので

帰り道用の給油。

(カード使えない田舎あるある)




満タンにした後は海岸線じゃなく

オレンジロードで豊後高田へ抜けて

帰りもアグリライン。





日没の時間になると

また一段と冷えてきました。



そんなみんなが家路を急ぐ時間に

のんびりと走る平成筑豊鉄道。




橋の上から平筑を見送ったら

また今日も家の手前でマジックアワーを迎えてしまった。





寒いしお腹すいた~。



ガレージ入れる前に給油をすませて

今日のツーリングはおしまい。





家を出る時間が遅かったけど

しっかり300kmオーバーだったよ。

(給油をいっぱい入れすぎたためか燃費が悪い)



では岩山から隧道まで長らくお付き合いありがとうございました

またの御乗車をお待ち申し上げます。




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