お彼岸前の夏と秋ならまだ夏の勝ちって感じの日の

ツーリングはこんな場所からスタート。





地元の花火大会の協賛になったり

福岡県出身の力士が活躍してるときは社を上げて

応援する地に根付いた地場産業のもち吉さんの水車。




まだ開店前だけど

出来たばかりの水車を近くで見てなかったので

寄り道してみました。



直径15mもある水車で

制作は3連水車で有名な朝倉の水車大工さんが

手がけたんだって。


と、いうわけで今日のツーリングは

朝倉の水車周辺を茜ちゃんでブラブラしてみようと思います。





裏道をつないで繋いで

稲築から遠賀川沿い。





車じゃ通りたくない細い土手の道をゆくと

いつも気になってる直角の堰。





今日は走ってると涼しくて快適な日だったけど

水のある風景はさらに涼しさが増します。





川が合流する場所だけど

この堰、なんで直角なんだろう?



堰からは川が合流する本流である遠賀川の土手をひたすら走る。



途中で対岸に渡ったりしながらも

行けるところまで川沿いを粘るルート。


名付けて「鮭道」



大隈まで粘ったら

ここからはR322に入って秋月方面を目指しますが

八丁トンネルの手前に湧水があるのでストップ。




まだ暑くないけど

筑後川近辺の平野部は昼間暑くなりそうなので

今日も冷感バンダナを積んで来ました。



ただガレージのぬるい水を入れてきてたので

冷たい古処の水と入れ替えましょう。

(蛇口の結露で冷たさが伝わるかな?)




長~い八丁トンネルを抜けて秋月の街道から

田んぼ道に入るとここだけ彼岸花がいっぱい咲いてる。




ここより標高のある場所ではなんにも咲いてなかったけど

平地の方が先に咲くって不思議。


せっかちな彼岸花エリアから

平野部を朝倉方面へ走ります。



今日は茜ちゃんなので

変な道しか走んねーぞと謎の誓いを立てて走る。



まぁ、ちょっとは国道を横切ったりはしないといけないけど

そんな裏道ばかりを繋いでたら大きなクスの木がありました。



「安長寺の大樟」


ここはかなり以前に車では来たことがあるけど

ツーリングでは初めて寄りました。


大きなクスの木は良いのだけど

お寺の境内が駐車場になっててちょっと雑多な雰囲気が残念。



なのでちょっと移動して

「松尾神社の大樟」



小さい神社だけど

そのお陰でバイクを停めてすぐに大樟に会えることが出来ます。



でっかーーー!というか

たっかーーー。



幹周りは8.1mだけど

樹高が35mもあるので迫力あります。


この樹高を支える根が境内を広くうごめくように這ってるのが

すごくかっこいいクスなのだよ。



ちなみにこの朝倉市のある地形は筑後川に沿って広がる

平野部にあるので大きな樟があるとけっこう遠くから

見つけれちゃうのが楽しい。


そしてその平野部を潤すため

周り続けている水車たち。



久重の二連水車。


観光用じゃなくて農業用のちゃんとした水車群のひとつです。




パシャパシャと水が汲みあげられてるのを

眺めて次の水車へ移動しようとした瞬間

視界の端っこにキラって光るものが入って来た。



なに?



地面を見るとまたキラッ!



水車に汲み上げられたどんくさいオイカワ♀でした。


他に干上がってる魚とか居ないので

こいつたまたまわたしがいる時だったので

めっちゃ不幸中の幸いじゃねーか。



また汲み上げられたらいけないので

水車の下流側へ逃がしてあげて朝倉で一番有名な三連水車。




たんぼが終わると解体されるので

まだ夏の雰囲気が残るうちに見にこれてよかった。




用水路なので水はそれほど澄んではないけど

音と水車の飛沫を見てるだけで涼めます。





いつもマイナーな場所ばかり行ってるので

こんなメジャーな観光スポットに来るの久しぶり。

(メジャーなのか?)




しかし今日の天気予報は曇りだったのに

この青空は嬉しい。


ポコポコと浮かぶ夏の雲の上に

線を描く秋の雲が交じり合う響ブルーの空。




では汲み上げられて目を回してる小魚も居ないみたいなので

先へいきまーす。





水路から離れて再び田んぼの中の道を進むと

でっかい木を発見。




これだけ目立ってるからきっと大きい樟に違いない。


近付けそうな路地に入って

樟のとこまで行くとやっぱりデカかったーーー。



今日見た樟の中で断トツの大きさだよ。


しかも茜ちゃんで横付けできちゃう

フレンドリーな樟でした。



バイクを脇に寄せて

樟に近付いてみると・・・



見つけてしまうんだよねーー(笑)



たとえ色を樹皮に似せてても

カエル好きの目からは逃れることは出来ないのだよ。



しかしカモフラージュカラーよりカモフラージュ模様じゃなないか。


このアマガエルと同じ場所に

また木の色とそっくりな奴。



ツチガエルか?


あんたの住処は田んぼじゃねーの?



いや、わかるよ

君たちもこの大樟のパワーをもらいに来たんだよね。



ピトっ!


手に吸盤は無いけどわたしも張り付いてみました。



わたしがくっついたためかこの樟の大きさがデカイって判るかな?


樹高は松尾神社の大樟の35mより低く26mだけど

幹周りが13.3mもあるんだよ。


同じ朝倉市内に幹周りが18mの隠れ家の森と名前がついた樟があるけど

主幹が折れてなくてどっしりとした構えなのでこっちの方が大きく感じます。

(隠れ家の森は何度か寄ってるのでスルー)




本日で一番かっこいいと思った大樟からは

筑後川を渡って田主丸。





初めて通る路地で「1日1河童」




よく橋の欄干の上に

その土地の名物のオブジェがくっついてたりするけど

この橋の河童はど真ん中にいらっしゃる。




橋からみえる風景は

河童の住む水郷らしい風景だよ。





設置されてからずーーっと相撲を取り続けてる元気な河童に

挨拶してランチ場所を探します。



あ、お店じゃなくてコンビニランチを食べるところね。


平日なのでお店でランチしても混んでないし

ワクチン接種2回目も終えてるためそれでも良いのだけど

外で食べる場所を探すのがすっごく楽しいのよ。



ほら、こんな場所見つけてしまった。



山から涼しいし空気が下りてくるし見晴らし最高。



こんなブドウ畑を見下ろす場所で

今日のランチはココとするっ。



うまーい!

ご馳走様。



げざん。




登る時も思ったけど

この山道の森ってすっごく綺麗。




木漏れ日が全部丸くて

地面がお日様の水玉模様になって明るい森でした。




耳納連山の中腹から下ったら

その麓に行きたい神社があるのだけどこれが見つかんねー。



案内版を見つけても

「コレ、入って行けるの?」ってレベルな道なの。



どこでも行ける茜ちゃんだけど

ここだけはバイクを停めて徒歩で道があってるか確認したよ。



やって来たのは「秋葉神社」




どうですか?

あの挑戦的な階段。





その階段の挑戦を受けるべく探し当てて

やって来たのだけど階段は落石のため立ち入り禁止になってるではないですか。



戦わずして不戦勝になってしまった。




まぁ、登れるにしても

苔で下りはこえーだろうなー(笑)



では勝利を記念して記念撮影。




美しい苔と竹林の神社を後にして

田主丸の果樹園地帯を抜けてると綺麗は花が咲いていました。





黄色いとっても「夏」っぽい花。




調べるとニクイロシュクシャと言う舌を噛みそうな

名前のショウガの仲間の花でした。



生姜かよっ、って思ったけど

とっても夏っぽい花を咲かせるんだね。





果樹園地帯からは再び平野部を横断して

帰る方向に走ります。



その平野が終わるところにある寺内ダム。




青空が綺麗なのでそのまま峠に上って帰るのが

勿体無いのでちょっと寄り道。




曇り予報だったので完全にわたしの晴れ男の勝ちだな。




ダム下の公園のメタセコイヤも夏の緑のまま。





ロックフィルダムの堰堤に上がると

ダムは長雨だったこともあって満水でございます。





緑と青のツートンな景色。



下を見ると先ほどまでいた

メタセコイヤの並木が見えます。




ちょっと暑い時間になったので

濡らしたバンダナを入れ替えて峠に挑みましょう。





茜ちゃんに跨る前に控えめなジドリを。




エンジンを掛けて

寺内ダムの道を峠に向かって走る。




走りながら「あ、そうだ、寺内ダムが満水だったんだから

小石原ダムも水が溜まってんじゃない?」と

思い立って峠の分岐からすこし戻る方向になっちゃうけど

小石原ダムに来て見るとやっぱり水が溜まり始めていました。





先月の朝駆けツーリングでみた森のグラデーションだけど

それに水み加わる4色ケーキ状態になっとる。





しかも水没林が再び

水没し始める貴重な瞬間じゃないのか?





なにげに「絶景」



そして感動。





わー、なんか凄い風景をみちゃった。


月日が経って

水の濁りが落ち着き始めたら

また違う雰囲気になりそうだね。


では寄り道はこれくらいにして

峠を越えて小石原を抜け嘉麻市方面へ下ると

遠賀川の源流地があります。




本当の源流はここから沢を登らないといけませんが

わたしは峠を下ったら暑くなると思うのでここで冷感バンダナの給水を

したいと思います。





湧水じゃなくて山水なので飲めませんが

バンダナを濡らすには冷たいためお勧め。





水量調節なんて出来ないので

飛沫でびしょびしょになるので注意な。


では源流から遠賀川沿いを下りまーす。



行きに通った「鮭道」より更に上流から

遠賀川沿いを下流に向かってしつこくトレースする名付けて「川の流れのように」

コースを快適に走って今日のツーリングはおしまい。





ちゃんとチェーンの清掃もしてたので

燃費も頑張りました。



ではまだ宣言は延長されそうなので

遠くへ行けませんがまたのご乗車をお待ち申し上げます。



◆◇◆ Hinbiki ◆◇◆




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