AM7:30

響指定駐車場に集合。



山に向かうべくアウディのトランクに荷物を満載して

草原地帯まで走ります。




人口降雪機をフル稼働させてオープン準備中の

くじゅう森林スキー場で例外的にトイレを借りて

八丁原登山口の駐車場で準備したら登山開始。



と、言うわけで今日は今年2回目になる大好きな涌蓋山登山なのですが

今回はわたし以外に3人の生贄を用意することができました。



道中の車内が賑やかであっと言う間に登山口まで来た気分でしたが

のんびりスタートだったため時間はもう10:30




岩場や激しい急登はない山だけど

意外と長丁場になるロングコースになるので

余裕を持ちたかったけどやっぱり準備するにもおしゃべりが先行しちゃう

メンバーなのでした。





準備を終えて登山口に入るといきなり

冬枯れした直後の金色の草原が広がります。





春先になると金色と言うより白に近いベージュの草原になるので

今が一番綺麗かもしれない。



登山道の林道をすこし進むと

今から登る涌蓋山(わいたさん)が見える場所があるので

3人に教えます。



みんなわたしが始めて登った時と同じリアクション(笑)

(一番奥に見える山が涌蓋山)



涌蓋山の登山道はずっと明るい道ばかりなので

写真撮ったりとなかなか前に進まないけど

やっと登山らしい斜面が出てきます。




低木とクマ笹がつくる

広い風景の中を登れる至福の時間。




出発時はまだ寒かったけど

登るにつれてファスナーを開けたり服を脱いだりして調整。



ちょっと冬の冷たい風が吹く日でしたが

日差しがあるとポカポカ。




でも日が当たらない場所は

しっかり霜柱が育っていました。




霜柱を撮る人 ↑

撮られてる霜柱 ↓




もっと寒くなるとさらに育ちそうだけど

そうなると雪が積もっちゃうのでかなり良い状態の霜柱が見れたかも。




で、この綺麗な霜柱なんだけど

溶けると登山道をビチャビチャにしてくれるのでちょっとやっかい。



みんなヌルヌルのところを踏まないように

股ズレしてる人の歩き方になってます。


特にトノジンは前に1回の登山で靴底がツルツルになってしまった

ワー〇マンの靴のまま来てるので苦戦中。


さらに登ってると

草原と森の淵でキノコを発見。



一番綺麗な状態ではないけど

見たかったツチグリだよ。


知らないとドングリみたいだよね。



初めて見るキノコにテンション上げながら

標高も上げます。




しばらく平坦な場所を歩いたら

最初のピークであるみそこぶし山へ。





この辺まで来ると

高度感がたまんない。





ピークまでちょっとキツイ登りになって

いつもならこんな開けた場所だと音楽を聞きながら

折れそうな気持ちを立て直すのだけど今日はその必要も無さそう。



みそこぶし山を越えたら

ここからは絶景続きになります。




キャーーー!


九州Loveが止まらない。




この大きな景色の一部になって

歩ける事に感謝。





吹き抜ける風で

草原がサーーって波打つのも美しい。





フカフカの笹原を見て

ダイブする人も居るくらい気持ちが良い。




「写真撮ってー」(トノジン)

「まってねー」(響)

「撮ったー?」(トノジン)

「まだー」(響)



と、実は「まだー」と言いながら少しずつ

トノジンを置いて先へ歩く3人(笑)





プンプンなトノジンを待って

ルート上、唯一の杉林を抜けたらここから涌蓋山の核心部と言える

長い登りが始まる。





だんだんと無口になる4人(笑)




「そこが山頂?」(もちっこ)

「うん、山頂だよー」(響)



「手前にある女岳の山頂だけどね」(響)


山頂かと思ったら違うって言うのは

登山あるあるなのでそこは乗り越えてください。



女岳の三角点にタッチしたら

最後の急登を登って涌蓋山に到着。




涌蓋山:1500m

登ったぞーー!





今年で2回目の登頂だけど

やっぱり眺めても美しい山は登っても美しい。



山頂に着いたタイミングで雲に囲まれちゃったけど

ここでランチタイム。




到着と同時に一組の登山客を入れ替わったため

山頂は貸切。





リュックの中で潰れても美味しさは変わらない

おにぎり。





そしてこの時期はこれがないとね。




食後の淹れ立てのホット珈琲。




うまーい。


では各自の食事も終わってちょっとまったりしたら

山頂で登頂記念撮影。




それぞれレベルをいっこ上げたら

下山するよー。





登るとよきより下りの方が

思ったより急だった事に気付く。





ガレ場は動かない岩にちゃんと足を乗せて下れば問題ないけど

途中から黒土が露出したところがあるのでそれが滑るんだよね。


その期待に答えるべく

犠牲が出ちゃいました。



ストックを付いた地面がツルっと滑って

斜面を一回転して落ちるこうさん(笑)



それを笑いがら

撮る悪魔たち。




誰一人として手を差し伸べる奴が居ない最高のチームワーク。



助けてもらえない事を悟った4人はさらに

慎重に斜面を下って再び牧野道の大草原に出て

みそこぶし山へ登り返すのですが今日は登り返しを避ける

トラバースルートを見つけてみました。




確実に道なのだけど歩く人が少ないためか

熊笹のラッセルになるけど平行な道なので楽しい。




とりあえず私が先頭でラッセルして道を確保して

無事にピークをひとつ迂回成功。


もうキツイ箇所はないので

ドウダンツツジ広場で湯沸しして一息つきましょう。




ちょっと甘いホットな抹茶ラテで身体を温めますが

山の天気は夕方になると冷え方が半端ねー。


ホットドリンクで暖まるつもりが

どんどん寒くなる。


サッと飲んで撤収ーーー。



ドウダンツツジ広場からはノンストップで下って

帰りは玖珠まで戻って夕ご飯を食べます。



レストラン「はねやま」で

とんかつ定食。


登山すると無償にとんかつが食べたくなるんだよ。



夕方に下山したこともあって

帰りは当然のように真っ暗になっちゃうのだけど

暗いなら暗いで暗いときしか見れないイベントに寄って見ました。



帰り道にある大任の道の駅のイルミネーション。


毎年その年の世相を反映したテーマがイルミネーションになるのだけど

車内で予想していたものとはまったく違うヤシの木に動物だよ。


説明を読むと地元の児童の夢をテーマにしたらしい。




LEDの数もかなり増えてて

知らずに寄った日が点灯初日らしく大盛況。




うりぼうが可愛い。



子供たちの夢が書かれた提灯 ↓



「スシローではたらきたい」が可愛いじゃないか。


では登山最後の集合。



4人で登山したけど1人増えるのは

登山にまつわるオカルトでは鉄板でございます。


ではわたしが勝手に始めた登山にお付き合いくださり

ありがとうございました。


家でゆっくりしてたのに

呼び出されたせっちゃんもありがとう。



では、目指せ「槍ヶ岳」までの道のりは

つづく。