2月25日(金)



2月の半ばにツーリングで寄った平尾台の冬枯れした

風景がすっごく綺麗だったので今日のトレキングは平尾台。





2月としてはとっても爽やかな登山日和ですが

実は翌日に一斉野焼きが行なわれるので今日しか無いって言う

ギリギリのタイミングの日でした。



歩くルートは平尾台の貫山を目指すのが一般的ですが

今日は周防台からまだ行ったことのない

天狗岩を巡るルートで日本三大カルストを

満喫したいと思います。





まずは定番の茶ヶ床園地の駐車場から

管理用の林道へ。





あー、もう

この時点で気持ちが良い。





本当は阿蘇にも登りたかったけど

火山警戒レベルが上がって制限が多そうなので平尾台にしましたが

ここで良かったよ。





登り始めて直ぐに石灰岩に囲まれる。





一見綺麗な石灰石だけど地熱を受けた石灰石なので

結晶化されて表面がギザギザになってるため万が一岩の上で転ぶと

全身おろし大根みたいになるので注意な。

(あと草原の中に点在する窪地の森はドリーネと言って地下水脈まで通じる穴なので近付かないように)



さらに林道を進むと露呈した石灰岩は減り

一面大草原の風景になります。




天国に続きそうな道の途中にから

周防台と天狗岩に至る分岐。





親切に距離が書いてるけど

ゴールの予定の天狗岩までの距離だけ書いてねーし(笑)



まっ、いっか。




分岐から山道に入ると深いススキの道になりますが

ポンポンと成ってる種が可愛い。




ハバヤマボクチかな?


そんな花の種に癒されたいけど

いがいときついこの斜面。



ススキの中の道の土が滑るので

足場を探りながらなんとか上りきるとそこは

頂上じゃありませんでした。

(山あるある)




野焼きに備えて刈られた防火帯の上に出ただけでしたが

そこからちょっと頑張れば周防台の山頂です。




「周防台登ったぞーーー」



山頂から苅田方面 ↓



実は翌日の野焼きで見えてる側に野焼きの火が飛んで

森林をちょっとばかり焦がしました。

(野焼きあるある)



山頂から北側は大草原。




今日はこんな絶景の広がるところで

「今日のランチはココとするっ」





「うま~い」


お手軽市内トレッキングなので昼前に家を出たので

もうランチの時間になっちゃいました。





デザートも忘れずに。



ミニポットに入れてきたホット珈琲で一息ついたら

次のピークの桶ヶ辻を目指しましょう。




周防台からはこの防火帯の頂上稜線を歩くことになりますが

これが気持ち良いのよ。





岩場もあるけどほとんどは

なだらかな場所を歩くので楽ちん。





アップダウンを乗り越えて

桶ヶ辻に到着。





ここからの眺めも最高だけど

実はここはKSR110の時に登った事がある場所。





ハングライダーの離陸場所なので

林道があるので登ったけどずっとダートで泥んこになったため

その後は一度も来てなかった場所なんです。




今日は誰も飛んでいないため

貸切の桶ヶ辻でした。



代わりにわたしが飛んどく。


2つ目のピークの桶ヶ辻の先に天狗岩があるはずだけど

ここからはわたしも初なのでどれが天狗岩かも

どれだけ歩けば着くのかもわかんない。

(看板に距離書いてなかったし)




小さなアップダウンと言うか

ダウンの時の急さにビビリながらしばらく下ると

天狗岩かもしれない岩がありました。





岩全部がそうなのかどうかなのかわかんないので

とりあえず一番かっこいい岩に登ってみた。




すべての山を制した勇者の気分を味わって

岩を回り込むと看板が立ってるじゃないか。




どうやらこの一番大きな岩を

天狗岩と言うらしい。





よく垂直に立ってる岩を天狗の鼻とかに見立てて

そう呼ぶ場所もあるけどこれはどう天狗なのかはわからん。





けど草原の端っこにドーンと居座る

巨石はかっこよかったよ。




ゴールの天狗岩からは引き返すというルートを考えてたけど

さらに下るとトレイルランでも使われてるトラバースルートを発見。



天狗岩からの下りは急斜面だったけどそれを頑張ると

こんな平坦に近い道に出ました ↓




すこしはアップダウンはするけど

ほぼ同じ等高線上の道なので楽だー。




トラバースルートの途中で見上げると

まるで阿蘇の外輪山を下から眺めてるような風景。



そんな気持ちの良いトラバース道は

草原からいきなり竹林へ。



こんな変化があるのも楽しい。


しかも春の風物詩とも言われる野焼きを明日に控えているのに

沢が凍ってるし。



朝にくればもっと綺麗な氷柱が出来てたかも。


まだ冬を引きずっている沢のある竹林をすこし歩くと

視界が明るくなって再び草原地帯に入ります。



初めて見る平尾台のアングル。


天狗岩までの岩と違って

またカルスト台地らしい岩が露呈したエリアへ。




これだけ石灰石がゴロゴロしてるなら

変な形の岩が無いのかな?と探すと・・・




キャラメルコーンを買うと

一個くらい混じってそうなへんな形の岩。


しかしこれどうやって乗っかってるのか?



動かんし。


手の平に石灰岩の結晶の痕を付けたら

鍾乳洞に通じる車道に出るので

20mほど歩いた先から再び草原の中へ。




車道でも戻れるけど

茶ヶ床園地までかなりショートカットできる

楽しい草原の中の道でした。





はい、お疲れ様。



因みに後日バイク仲間が平尾台に行った時の状態 ↓



まっくろけ。


これはこれで春の風物詩的な風景なんだけど

緑に覆われる季節と同じくらい好きな枯れっ枯れした風景の中を

歩けたトレッキングでした。




では次の山で会いましょう。



 
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