今日はなんとなく行って見ようかなと言う場所以外には特に考えてないし

もし行くとしたら超マニアックでハードな予感もするため

ちびっ子バイク限定ツーリング。





朝は寒いし行く場所が私だけしか喜ばない可能性もあるため

ソロでも良かったのだけど正直心細いので

生贄さんをお誘い。




一人の時だと寒くてお日様が高く上がってからしか

行動を開始しない季節ですが集合の号令をかけてしまったいじょう

家から出なわけにはいかない。



頑張ってベッドから出てモコモコに着こんでガレージから出たものの

やっぱり寒かった。



こんなに冷え込まんでもいいってば(汗)



霜で白い田んぼ道を抜けて

久し振りに香春のRでの集合。




ちゃんと行く場所も決まってるなら

マイナリストツーリングにしたいけど今日はこの

どんな場所に連れて行っても大丈夫そうな生贄メンバーを揃えました。

(大丈夫=文句を言わない=言われても聞き流せる)



それと今日は初めて赤・黄・青のモンキーが揃ったのよ。




晴れてとのじんが青モンキーを購入したので

信号機カラーが揃いました。



んじゃ、信号機の赤のバイクが先導でアグリラインを南下。




豊前市まで走ったところで

東九州道に通じる一般道区間をすこし走って

山に上がったら到着。




豊前市にあるみかん山の「静豊園」に寄ってみました。



2年前に来た時は河津桜が満開でしたが

今年は寒いので同時期に来たのにちょっと早かったみたい。




7分咲きくらかな。


でもそんな中で飛び回るメジロが可愛かったよ。




高倍率ズームレンズを付けて来たので

メジロは狙いやすくなったけどISO感度の設定がおかしくなって

ちょっとザラついた写真ばかりになっちゃった。




桜の蜜をなめてるのだと思うけど

蜜の量がちょっとしかないのですぐに移動するため

追うのに疲れるわ。



でもやっと「春が来た」って実感できる

和むシーンでございます。




みかん園の中にたくさんの河津桜が植えられてるのだけど

満開じゃないので奥まで歩くことなくメジロを追って

花見はおしまい。





みかんを栽培してる山をこの桜が咲いてる時だけ

開放してくれてるため見学の後はちゃんと園内の直売所で

みかんを購入しましょう。




直売所では品種別に分けて売られていて

とりあえず3種類のみかんを購入。



わたしが一番すきな「せとか」も売ってて嬉しい。


みかんをバッグに入れたら

ツーリングの再開。




もちっこさんからこっち方面に行くなら

でっかい机が見たいというリクエストがあったので

大きな机に行くならその前に大きな椅子もセットで見て行かなきゃね。





すっかり有名になった巨大椅子だけど

場所が移動されています。



以前に椅子があった場所は

椅子を見学する人の駐車場になってる。


そんな巨大椅子がある広場の椅子でさっき買ったみかんを

食べる。




うま~い。



で、食べ終わったら椅子によじ登るのだけど

移動されたときに基礎もやり直して補強もされたようで

ぜんぜん揺れずに怖い思いをせずに登れちゃった。



揺れなくなったとはいえ

この微妙な高さで足をブランブランさせるのって

尻がムズムズするよね。


そして登る時より降りる時の方がドキドキ。



人が怖がってるのを見るのって

どうしてこんなに面白いんだろう?



巨大な椅子の寄り道からは

昔カブトエビを採取した田んぼがある山側に

向かって走る。








ナビもなんにも起動させてないけど

たぶん走ってれば見付かるんじゃないかという予想通りに

間違えることなく「もみじ学舎」に到着。





校庭に上がる坂の角度がえぐいけど

みんなちびっ子バイクなので無事でした。



バイクを並べた校庭に

お目当ての巨大机がある。



椅子と違ってこっちは登れないけど

是非とも椅子とセットで展示してみてほしいよ。



で、このもみじ学舎なんだけど

お気づきの通りに廃校になった小学校跡です。




旧上川底小学校の廃校舎で

今はオリジナル家具を作る工房とカフェが併設されていて

校舎内は見学できるようになっています。




下駄箱で靴を脱いで

上靴が無いのは残念だけどスリッパに履き替えて見学。

(4・6年って札は5年生が居ない年用なんだろうな)



山村の小さな学校だけど

色も明るい配色で素敵じゃないですか。



こんな廊下を見ると

血が騒ぐよね。




これがしたくなりませんか? ↓





雑巾がけ(笑)



校舎の裏手から階段を上ると講堂もありました。





学生時代のリアルな態度で座る5人の年喰った

小学生たち。




先生の注意をきかずにすぐに怪我する人は誰かが

はっきりする態度です。


しかし講堂もそうだけど

渡り廊下もちゃんと綺麗に残ってていいところだ。




この木造らしい組み方がいいよね。




教室には木工芸品が展示されてるので

それを見るだけでも楽しい。




ミニチュアの校舎や

小さな教室。





ミニチュアって大好きなので

小人になって入ってみたい衝動を覚えます。





それと家具工房の作品なのか

ちょっと変わった椅子も展示。




蚊が寄って来なさそうな椅子だ。


そんな校舎内を楽しんでると

ピザが焼き上がりました。



すこし時間が早いけど他のお客さんもいないので

中のカフエでランチにしたよ。


焼きたてのピザはすごく美味しくて

最後に来たとのじんのピザだけチーズの量が倍くらい

多かったので無理やり交換してもらったりと賑やかなランチでございます。




美味しいランチの後は再び

バイクにまたがり本日のメインへ向かいましょう。





とりあえずスマホのナビをセットして

行き止まりまで行って見た。




一度せつらさんも途中までチャレンジして引き返したらしく

場所はここだと思うって事なのでここがスタート地点で間違いないでしょう。



目指すのは廃道になったキリズシ隧道という

古い隧道で場所が合ってるかどうかも

そして合ってたとしても辿り着けるかどうかさえわかんねー。



とにかくバイクから降りて

歩き出しますが・・・



これって最近の登山の風景となんにもかわんねーじゃねーか。


ツーリングなのに(笑)



場所がマイナー過ぎてグーグルさんの場所は

けっこうズレてるようで登山道らしい道を辿って行くも

携帯の電波も無くなり道は獣道ですらなくなった。




遭難ですか?


ツーリングなのにソーナンですか?



よかった一人で来なくて(笑)



5人もいたら誰かのスマホが使えるんじゃないか?って

事でみんなのスマホをチェックすると辛うじてこうさんのスマホが

4Gでアンテナ1本が点いたり消えたりするもののなんとか検索できそう。



少ない情報から登山道を辿れば良さそうって事はわかったのだけど

たしかに途中から登山道を示すピンクのリボンが無かったな。


道らしい道を歩んだつもりの道は

たぶんお墓が数基あったのでそれ用の道なのかもしれない。

(本当に一人で来なくてよかった)



引き返すと途中にちゃんとリボンがついた道があるじゃねーか。



つい登りになっている分岐を避けて

平坦な道を選んでしまったのが間違いだったようだ。



「隧道探検に楽な選択はねーと心せよ」


登山道があるもののマイナーな山なので

すっごく歩きにくい道をバイクのブーツで頑張ってると

前方に穴発見。



「あったーーーー!」



これが本日メインにキリズシ隧道でございます。





明治3年から太平洋戦争末期くらいまで

使われていた古い隧道で廃道にはなってるものの

埋まることなく現在にその姿を残してくれていました。





旧三光村上深水側から宇佐市の旧赤尾村に向けて

隧道へ入りますが爆光ライトを持って来たのに

途中暑いのでジャケットを登山道の途中に置いてきてライトはその

ポケットの中じゃった。



でも見ての通り向かいの出口が見えるくらいの長さなので

大丈夫でしょう。



完全自己責任ワールドに突入なので

注意深く中へ。




「本日の穴ポコ探検隊」



旧赤尾村側まで出てみると・・





こっち側からのアプローチはほぼ

不可能ってくらいの荒れ具合だ。






明治3年ってことでまだほとんどの人が

ちょん髷だった人達が掘った隧道と触れ合う貴重な体験ができました。




ではそろそろ戻ろうかと

振り返ると頭が尖がっとるよ(笑)



念願のキリズシ隧道を見て

大満足で下山。



帰りは足取りも軽いけど

やっぱりツーリングのワンシーンとは絶対思えないような

光景だな。



さて、行きたいところはここだけだったけど

帰りはどうしようか?


時間もまだあるものの遠くまでは行けそうにもないので

一度行った事があるけど

でっかいカツラの木でも寄ってから帰ろうか?




別に他のリクエストも出ないようなので

わたしの先導で耶馬渓方面へ。





途中耶馬渓らしい景色が見れる場所で停車。






やっぱり九州の自然は美しい。






崖沿いでちょっと寄り道したら

ここからどんどん山に登ります。




今日はとのじんも大型バイクじゃなくちびっ子なので

なんの気兼ねなく林道へ。

(大きなバイクのときも気にしてなかったけどな)



でもこの檜原山に通じる道は

明るくて荒れた箇所もなくて気持ちがいい。



山頂付近は植林された森が伐られていて

見晴らしが良い中を走って駐車場へ。



たしか茜ちゃんが納車された年の秋に来て以来で

2回目なんだけどあれれ?




カツラまで700mだってよ。


200mくらいかな?って

思ってたけどとんだ記憶違いだったようだ。



さっきほぼ登山って言ってもいいくらい歩いたのに(笑)



ほら、やっぱりここでも登山みたいになっとる。




救いなのはほとんど水平移動って事かな?



しばらく歩くと初めて来た時は無かった

開けた風景がありました。



数年の間に大規模な伐採がされたようです。


まるで展望台のようになった道から

すこし進むと再び森になり目の前に千年かつらがドーーン



あれれ?


一番大きな主幹が折れちゃってるじゃないか。



かつらの巨木にはありがちな事だけど

ちょっとショック。



幹が折れた箇所が痛々しいけど

これも自然のサイクルなんだろうなー。



しかし主幹とそれに次ぐ大きな幹が折れてるとはいえ

この迫力を保ってるのが凄い。



登山で失われたパワーが戻ってきそうだ。

(登山と認めたな)



深い森の中でひっそりと佇む

森の巨人と語らう時間。



そんな時間をわたしは大事にしたい。



でもそうしてると

置いて行かれるのよーーー。




帰り道が判ってると

探検隊隊長のわたしはもう必要とされてない現実(笑)




待たんかーーーい。



駐車場に戻ったら山を下ります。




檜原山から下ってからは国道を走っても面白くないので

国道に出ない道を選びながら走ってるとこんな風景に出会いました。




絶景でもなんでもないけど

どこか懐かしさを覚えるような風景が好きなんです。



西日の色も濃くなる時間になりましたが

引き続き国道を避けて走ってるとこんな隧道もあります。




廃線跡のトンネルだけど

鉄道用とはいえそれでも耶馬渓らしさを感じる隧道です。





素掘りのままで

岩盤がむき出しなのが耶馬渓っぽいのよ。





そんな素敵な隧道を抜けて

国道に出るとフワっと香って来た良い匂いに釣られて

ついUターンしてしまった。




自家製ハム専門店の

耶馬の森で自家製ソーセージを使ったホットドッグでおやつタイム。



ドリンクも付いてワンコインと言う嬉しいお値段でした。


おやつタイムの後は

この時間から冷えると思うので

朝と同じモコモコになって帰路へ。



アグリラインを走って

日没直後の本庄池で解散の挨拶を。



「今日はお付き合いいただきあがとうございます」


寂しがり屋ばかりなので

解散の挨拶の後も一緒にくっついて走るとは思うけど

ノンストップになると思うのでここで解散。



「家に帰るまで安全運転でね」




すっかり暗くなったバイパスで手を振りながら離脱し

給油をしてガレージに着いたら今日のツーリングはおしまい。




途中で給油無しで走れた距離のツーリングだったけど

朝が0度くらいまで冷えてたためか燃費は伸びなかったな。



実は2日前に六ヶ岳に登って昨日が平尾台で

そして今日はキリズシ隧道だったのでしっかり

筋肉痛がやってまいりました。



ではまた懲りずに次回の御乗車をお待ち申し上げます。



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