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氷爆トレッキング [トレッキング]



列島に次々と寒波が入るようになり

九州の平野部は大丈夫だったけど山間部はすっかり雪景色になりました。


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雪国ではないので数日で溶けちゃうのですが

山の上では溶けないまま次の雪が積もると

チェーンなしでは登山口まで車で上がれなくなっちゃうため

そうなる前に雪の中をトレッキングしてみようと思います。

(チェーンは積んでるけど巻かずに済ませたいのよ)



行き先は英彦山の滝なんだけど

登山口までは数ヶ所ドキドキする場所があったものの

ノーマルタイヤのままで上がれました。


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英彦山神宮から入る一番メジャーな登山口から

トレッキング開始。



最初から心が折れそうになる長い石の階段の途中にある

可愛い不動明王様。

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手水舎の受けがハート。


かつてはゴリゴリの修行僧が法螺貝を担いで

登っていた修験道の山だけど

時代の波に逆らえないようです(笑)

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それと今日は新しいギアのテストも兼ねてて

冬季用の日帰り登山用に今まで使ってた20Lのリュックが

冬場の温度調節のため脱いだ服が場所を喰うようになったため

少し大きめの28Lのリュックを追加しました。


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MAMMUT(マムート)のリチウムプロ(28L)


背面にフレームが入っているものの

超計量設計でレインカバーも内臓しハイドレーションにも対応してるので

このまま夏場も使えそうです。

(※給水システム)


雨の中を登山することは無いと思うけど

今日みたいな木々の葉の上に積もった雪がパラパラと降るような日でも

雨蓋がついてるデザインは安心。


ベルト類はかなり細身で設計されてる分だけ

軽量化に特化したモデルなので何も入れて状態だど

同メーカーの20Lモデルより軽く感じます。


まぁ、リュックを突き詰めようとすると

沼にはまるのでとにかく使いまくるのが

自分に一番合うリュックに出会う近道でしょう。


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リュックのベルト類の微調整をしながら

ゆっくりと石段を登って英彦山神宮の奉幣殿。


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安全の祈願をする前に

まずは手水舎をチェック。


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綺麗な花手水になっていますが

チェックするのはその手水が凍った氷柱の長さ。


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うん、いい具合の凍り方かも。


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氷柱にならずに飛沫になった水は

下でこれまた綺麗な氷塊になっていました。


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やっぱり自然が作り出す造形って美しい。



ではここから本格的なトレッキングになるので

チェーンアイゼンを装着しましょう。

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実は昨シーズンから買って用意してたのだけど

同時にゴムバンドにビスが打ち込まれた簡易アイゼンを使っていたので

今回が初使用なんです。



簡易アイゼンは本当に緊急用って感じで

トレキングで使うとビスがどんどん外れて無くなっちゃうので

もう使うことは無いでしょう。



なので次回の雪道登山はこのチェーンアイゼンを使うつもり満々だったのに

春になっちゃったので今回が初装着なんだよ。


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ショップで登山靴のサイズに合わせて買っていたので

ピッタリ。



チェーンアイゼンには色んな刃の数があるけど

購入したCAMP(カンプ)のアイスマスターライトの刃は

13本タイプでわたしのサイズのMサイズだと両足で330gと軽量モデルで

収納時にはかなりコンパクトになるタイプです。



もっと軽いモデルや刃の数が多いモデルもあるけど

九州の山で使うにはピッタリだと思います。

(九州のショップで売ってるモデルだし)

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トレッキングルートは奉幣殿から山頂ルートではなく

鬼杉の方へしばらく歩きます。


山の等圧線に沿うような道なので急な登りも下りも無い代わりに

ゆるいアップダウンの道が長い。


「こんなに遠かったっけ?」と

すこし不安になったところで登り口を発見。

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今日はこの四王寺滝を見るのが目的でございます。


ご近所さんと見に行こうと思ってるけど

滝の状態を見ておかないと去年みたいになんにも無くてガッカリなんて

事になるので道具のテストとルートの確認を

兼ねての下見のトレッキングなんです。


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しかもこの先は大雨で登山道も荒れてて

軽装では入らないようにしないと危険な場所でもあるのよ。


分岐からすこし進むと登山道も不明瞭になってくる為

踏み跡を見失わないように注意。

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もちろん登山ルートを示すリボンもあるけど

登れば登るほど道はこんな感じになります ↓

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どこをどう行けばいいと?って感じでしょ。


岩ゴロゴロの道は雪で岩と岩の間の穴もふさがってるので

最新の注意をはらいながら直登すると1個目の滝が見えてきます。

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積雪で目立たないけど

中央に氷柱の滝が出来てる。


昨シーズンはここに一筋の水も凍りもなく

ただ湿った岩の崖があるだけだったのよ。

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近付いてみると凍った氷柱がモリモリになってカッコいい。



これは横にある四王寺滝も期待出来るぞ。



と、言いつつすれ違う登山客と交わした情報では

氷結も7割程度って聞いてたのでハードルを上げずに

ガレ場を横移動して四王寺の滝へ。

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「四王寺滝」


ハードルを上げずに見たので

綺麗だと思うけどもうちょっと頑張れって感じかな。

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到着したのが13時くらいで見てる間に

「パキパキ パーン」と言う音で氷柱が滝から剥がれて

落ちてたので午前中に来てたらもうすこし氷柱の量もあったのかも。


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下見と言う意味ではここに来るなら午前中の方が良いと言うことも

学んだ気がするよ。



谷を渡ってすこし近付いてみよう。

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氷柱が落ちて来て頭から流血なんて事態にならないために

真下には絶対行かないように。


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(ジドリ棒使用)

まだ凍り始めだとしてもやっぱり

凍る滝って神秘的。



今日は登る直前にランチを食べたので

滝を見ながらデザートタイム。


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デザートの後はホット珈琲。


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たぶん平坦な場所もないため湯沸しも出来ないだろうと

コンビニの焙煎珈琲を保温容器に移し替えて来たので

アツアツのまま美味しく頂きました。


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ではもっと氷柱が成長したらまた来ることにして下山します。

(もう滝の中段の氷柱は落ちてなくなってる)←到着時の滝の写真と比べてみてね



下山は自分の足跡が新しいので

楽に辿れる。

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台風で折れ曲がった杉の森を縫うように

鬼杉ルートと合流。


やっぱり滝までの道はアイゼン無しでは無理でした。



しかし標高が下がると来る時は積雪してた登山道の雪も

ほとんど溶けてるようです。

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神様の通り道に入るところで

アイゼンを外して無事に奉幣殿まで戻って来ました。

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長い石段を下って

車に戻って今日のトレッキングはおしまい。



山頂を目指してないものの

滝はかなり山頂に近い標高のところにあるので

くたびれた~。



では次の山で会いましょう。



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